NTTドコモのLGエレクトロニクス製「Optimus chat L-04C」は、QWERTYキーボードを搭載したAndroidスマートフォン。OSにはAndroid 2.2を採用している。ボディは幅58.1ミリ、高さ116ミリで、フルタッチ型のスマートフォンとしてはコンパクト。ただしスライド式QWERTYキーボードを備えているため、厚さは15.3ミリあり、重さも148.5グラムと決して“薄型軽量”とはいえない。ただ、ボディの幅は狭いので、片手でも操作しやすい。
ディスプレイは3.2インチのハーフVGA(320×480ピクセル)TFT液晶を備えており、解像度はiPhone3G/3GSと同じ。3.2インチという画面サイズなので解像度とのバランスは決して悪くない。FOMAハイスピードとGSMに対応し、FOMAハイスピードは受信最大7.2Mbps、送信最大2.0Mbpsに対応。無線LAN、Bluetooth(V2.1+EDR)、GPSモジュールも内蔵している。
ハードウェアの特徴はスライド式のQWERTYキーボード。筐体サイズの3分の2ほどの面積を持ち、両手親指打ちが基本になる。ホームキーなどの前面にある独立キーも備えており、QWERTYキー部だけで操作が完結する。なお、[Alt]キーや[Ctrl]キーもないので、発表会の説明員によると、「Ctrl+C(コピー)」「Ctrl+V(ペースト)」などのショートカット操作はできないとのこと。
CPU、メモリ、内蔵ストレージ容量などはドコモからは公式に発表されていないが、FLASH 10.1には非対応で、CPUは発表会場で説明員に確認した限りは最大600MHz動作のQualcomm MSM7227。内蔵ストレージは展示機で空き容量が600Mバイトを超えていたので、768Mバイトの可能性が高い。microSDは32Gバイト(microSDHC)まで対応する。
ソフトウェアは、従来のドコモケータイのメニュー構成が反映された「ドコモメニュー」が特徴的。今後の新モデルにも搭載されていくと思われるが、現在搭載が予定されているのはL-04Cのみだ。iモード端末でもおなじみの機能アイコンが配されているほか、オリジナルのタスク管理機能も用意している。音声通話で利用する画面も至ってシンプルだ。
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