写真で解説する「SH-02C」

» 2010年12月20日 14時11分 公開
[房野麻子,ITmedia]

 NTTドコモのシャープ製「SH-02C」は、ブラックやホワイトのボディに、背面を縁取るビビッドなアクセントカラーと大きめの有機ELサブディスプレイが際立つコンパクトな折りたたみケータイだ。「カラーの背面ディスプレイを、本体デザインに合わせて搭載しようという狙いがあった」(発表会での説明員)というようにデザインを重視。適度な機能に加えてデザインにもこだわる若い男女をターゲットにしている。

photophoto カラーはgreen、pink、blueの3色。pinkのダイヤルキー側ボディを除き、パールなどは使わないソリッドカラーを採用している。アクセントカラーが十字キーやダイヤルキーにも使われている
photo 裏面に960万画素CCDカメラとLEDライト、赤外線通信ポート、FeliCaを搭載。microSDロットはバッテリーカバーとバッテリーを外した内部にある。カメラの左(本体右側面部)にストラップホールを装備
photophoto 唯一のサイドキーが右側面にある。長押しで静止画撮影、見せかけコール、フォトライトのどれかを起動するように設定できる(写真=左)。左側面には充電端子のみでキーはない(写真=右)
photophoto ダイヤルキー側ボディの先端に外部接続端子(写真=左)。ヒンジ部(写真=右)
photophoto キーはフレームがあるタイプで、凹凸はさほどないが、キー面に傾斜を付けて押しやすさに配慮している。数字のフォントには2つのカラーを使っている(写真=左)。着信時や本体を閉じたときには、背面パネル中央部に直線状にLEDライトが光る。このライトは、SH-07Bで搭載された、本体を横に振って文字を空中に描き出す「ナイトスイングトーク」でも利用する(写真=右)
photophotophoto 約1.4インチのカラー有機ELサブディスプレイを搭載。表示できる時計のデザインは3種類で、写真右の「待受時計(小)」では歩数計の歩数や消費カロリーを表示させることも可能。着信時などにはモザイク模様のアニメーションが表示され、デザインのアクセントにもなっている。加速度センサーを搭載しているため、本体の向きに応じて上下が回転する
photophoto 時刻や着信アニメーションの表示だけでなく、サイドキーの長押しでカメラを起動するとファインダーとして利用できる(写真=左)。シンプルなメインメニュー(写真=右)

カメラやメール機能が充実

 STYLEシリーズのコンパクトな端末だが、IPX5/IPX7の防水性能とIP5Xの防塵性能を備え、約3.2インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)ディスプレイ、960万画素のCCDカメラを搭載し、HD動画の撮影にも対応するなど機能は充実している。

 カメラにはペット検出や顔検出、ミニチュア風撮影や魚眼レンズ風撮影などができる「エフェクト撮影」、遠くの人物を上半身アップのちょうどいいアングルで撮れる「ベストレンジズーム」など、SH-01Cにも搭載されている最新の機能もサポートしている。

 メール関連の機能もバージョンアップしている。デコメが簡単に作れる「かんたんデコメ」では、新たに女性向けと男性向けの変換パターン設定が可能になった。「にぎやかなアレンジは男性が使うと恥ずかしいという声があり、男性向けはシンプルなアレンジになるように調整している」(説明員)。メーカーサイトから変換パターンの追加ダウンロードも可能だ。また、本文のフォントを変えてそれを画像化し、相手のケータイの機種に関わらず同じフォントで表示できる「フォントチェンジ」でも、3種類のフォントを内蔵するほか、こちらもメーカーサイトからフォントのダウンロードが可能だ。

photophotophoto かんたんデコメの変換パターンは男性向けと女性向けを設定できる(写真=左)。写真中央が女性向け、右が男性向けの設定で変換したものの例。女性向けで使われるデコメ絵文字は色合いも動きも派手だ。一方、男性向けで使われる絵文字はシンプルで動きも控えめ(写真=中、右)
photophotophoto フォントは「カカシボーイ」(写真=左)、「ベイビィ」(写真=中)、「メタ坊」(写真=右)の3種類を内蔵。メーカーサイトからフォントのダウンロードが可能

 オリジナルのデコメ素材を作れる「ショットデコ」は、動きを加えられるようになった。作ったデコメ素材は、メール受信完了画面などのサブディスプレイ表示にも利用でき、ディスプレイにぴったり合う変換サイズが用意されている。さらに、受信メールにフラグを付ける機能も備えており、後で見直したいときに簡単に探し出せて便利だ。

photophoto 上下や左右、回転、点滅などの動きを設定できる(写真=左)。受信メールにフラグを付けられる。フラグをONにすると「!」マークがタイトルの先頭に付く(写真=右)

 コンパクトなボディでありながら防水・防塵に対応しており、Bluetoothには対応しないが、STYLEシリーズの端末の中ではハイスペックだ。機能的なバランスのよさと、シンプルながらも印象的なデザインで幅広い支持を得られそうだ。

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