Android 2.2で何が変わる?――バージョンアップした「IS03」を試すシャープ独自の進化も(2/2 ページ)

» 2011年04月14日 22時17分 公開
[田中聡,ITmedia]
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iWnnやメーラーも進化

 文字入力や通話などのコミュニケーション機能も、シャープ独自の拡張が施されている。その内容は以下のとおり。

  • ソフトウェアキーボードを拡大表示できる。
  • 英字を変換候補から選択した後に、自動で半角スペースが空く仕様をオフにできる。
  • iWnnがバージョンアップし、変換数が増加。
  • 同報メールの返信に、差出人のみに返信する「返信」と、同報者全員に返信する「全員へ返信」が選べるようになる。
  • 発着信履歴から発信して通話を終了した後に、もう1度発着信履歴の一覧に戻る。
  • ホーム画面表示中に側面の音量ダウンボタンを長押しすると、マナーモードを切り替えられる。

 テンキーとQWERTY配列のソフトウェアキーボードが大きく表示できるので、タッチタイプしやすくなった。「設定」→「言語とキーボード」→「iWnn IME - SH editionの設定」→「候補表示行数とキーの大きさ」→「縦画面」で「1行(大きいキー)」を選ぶと拡大表示する。ただし拡大表示をすると、変換候補に表示される行が2行から1行に減る。iWnnでは対応機種の少ない、自動スペース入力をオフにできるのもうれしい改善だ。メールアドレスやアカウントなど、英文以外でアルファベットを入力する際に重宝する。マナーモードのワンタッチ設定は、これまでもロック解除画面からは行えたが、(ロック解除後の)ホーム画面からも行えるので利便性が増した。

photophotophotophoto 「候補表示行数とキーの大きさ」で「1行(大きいキー)」を選択する(写真=左端、左中)と、テンキーが大きく表示される(写真=右中)。こちらはアップデート前のキーボード(写真=右端)
photophoto iWnnの設定に「自動スペース入力」が加わっている(写真=左)。待受け時に音量ダウン用のキーを長押しすると、マナーモードのオン/オフを切り替えられる(写真=右)

 プリセットされているOcean Observations製のホーム画面のUIや操作性は変更されていないが、ページのスクロールやショートカットアイコンの移動など、アップデート前よりはやや軽快に動く印象を受けた。今回のアップデートでOSと一部のUIはIS05に追いついたが、IS03はIS05の1世代前のCPU(Snapdragon)を搭載していることもあり、全体的な動作速度はIS05には及ばない……というのが正直な感想だ(IS05と同列で比較するのは酷かもしれないが)。とはいえ、Androidスマートフォンとして確実に進化しているので、さらに長く使える1台になりそうだ。


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