トライウインと同社子会社のT.MAPは4月21日、PHSモジュールを搭載したデジタルフォトフレーム「Luna」を4月25日より販売開始する。3年間の通信料を含む価格は4万2800円。
9型液晶(800×480ピクセル)のデジタルフォトフレームに、ウィルコムの通信網を利用するPHSモジュールを搭載し、写真付きメールの受信や通話が行える。
通話については、登録した本製品もしくはPHS電話機1件に対して通話し放題(1回あたりの通話時間は最長1時間)となり、携帯電話や固定電話への発信はできないものの、着信に応答しての通話は可能。通話はハンズフリーで行え、本製品からの発信はワンボタンで行える。
本製品もしくはPHS、携帯電話、PCからのメール受信が行え、受信したメールに写真が添付されていればその画像を表示する。受信したメールに対し、ボタン1つで「ありがとう」と返信する機能も備える。
両社は携帯電話などの操作に不慣れな高齢者をはじめ、携帯電話が使いにくい環境下である病院内、年配の方の見守り支援に適したコミュニケーションツールとして本製品を訴求していく。
本体には2Gバイトのメモリを搭載しており、約600枚の写真を保存可能。SDメモリーカードスロットを利用しての容量増加も行える。OSにAndroid 2.1を採用しており、後のアプリケーション追加にも対応する。
なお、ウィルコムが、知的発達障害者へ向けたスポーツプログラムや競技会を提供しているNPO法人スペシャルオリンピックス日本のオフィシャルパートナーであることから、東日本大震災にて被災した同法人へ、コミュニケーションの一助となるよう、Luna100台の寄贈が行われた。
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