Android端末を購入したら、同時に考えなくてはいけないのがセキュリティ問題だ。PCと同じように、悪意のあるアプリやインターネット上の脅威にさらされる上、小さな端末は紛失・盗難の恐れもある。
Android搭載スマートフォンやAndroid搭載タブレットの市場が広がる中で、当初から指摘されてきた問題がある。端末に対して不正な操作を行うアプリケーション(アプリ)「マルウェア」の存在や、多くの情報を格納した端末を紛失してしまうリスクだ。
Android端末には、開発者登録さえしてしまえば誰でもアプリを世界に向けて配信できるAndroidマーケットという非常に便利な機能が用意されている。しかし、GoogleはAndroidマーケットという“場”を提供するのみで、開発者やアプリの審査は行っていない。つまり、本当に誰もがどんなアプリでも配布できてしまう。それらのアプリの中に、悪意を持って開発されたアプリがないという保証はどこにもない。実際、不正な動作をするアプリがAndroidマーケットで配信されていた事例もすでに報告されている。
こうした不正なアプリは、ユーザーからの通報によって削除されるが、通報されるまでの間は公開されており、その間にダウンロードしてしまう可能性はある。端末の誤動作や意図しない情報の流出などを引き起こすこうしたマルウェアは、ユーザーが細心の注意を払っていても、一定の確率で遭遇してしまう。
また、高機能で便利なスマートフォンは、さまざまな情報が集約されるため、個人情報や、場合によっては機密情報などが端末内に保存される。これをなくしてしまったら、多方面に影響があるだろう。また、例えば電話帳のような自分の大切なデータが端末内にしかなかったら、紛失したときのショックも大きい。
だからこそ、安心・安全にAndroidスマートフォンを使うには、備えが必要になる。今やアンチウイルスソフトが入っていないPCを見かけることがないように、Android端末にもこうしたセキュリティ対策アプリは必須のものになるだろう。そこで注目したいのが、マカフィーがスマートフォン、およびタブレット端末向けに提供している「McAfee Mobile Security」だ。
マカフィーは、全世界で1億台を超えるモバイルデバイスにモバイルセキュリティテクノロジーを提供する企業。モバイル向けのセキュリティソフトベンダーとして世界最大手であり、2004年から、NTTドコモのFOMA端末向けに「セキュリティスキャン」という名称でセキュリティサービスを提供しているなど、モバイル業界での豊富な経験と実績を持つ。また、NTTドコモとソフトバンクモバイルは、同社のMcAfee VirusScan Mobile for Androidの技術を採用し、Androidスマートフォンユーザー向けにセキュリティサービスを提供していることからも分かるとおり、キャリアからも信頼されているブランドだ。
McAfee Mobile Securityは、Android搭載スマートフォンやAndroid搭載タブレットにインストールすることで、Android端末に起こりうるさまざまなリスクを低減できるアプリ。具体的には、VirusScan Mobile、WaveSecure、SiteAdvisorという3つのサービスが1セットになった便利な製品である。
通常、Android端末のセキュリティと言われると、マルウェア対策やウイルス対策を思い浮かべがちだが、実は「端末紛失」というのも大きなリスクであることは意識されていないことが多い。McAfee Mobile Securityは、マルウェア対策ができるのはもちろんだが、この“端末をなくしてしまったとき”の情報保護機能が大きなウリの1つとなっている。
McAfee Mobile Securityをインストールすると、まずは端末の電話番号を登録し、SMSを送信して確認を取った後、6桁のパスコードの設定を求められる。そして次に、端末に現在差さっているものと別のSIMが挿入された場合に、自動的にSMSで通知を送信するための送信先電話番号の登録を行う。こうすることで、万が一SIMを抜かれて別のSIMを差されたりした場合、速やかにその事実を通知する。
SMSを通知する際の番号は、「友人の追加/編集」というボタンを押して登録するように促される。友人といっても、既婚者なら夫や妻のケータイ番号を、恋人がるならその人の番号を、あるいは家族の誰かの番号を登録しておくのがいいだろう。もし自分で別の回線を持っているなら、そちらの電話番号を登録してもいい。登録すると「友人に通知しますか?」と画面に表示されるが、「はい」を押してもすぐにSMSが送信されるわけではないので安心して「はい」を押そう。
ここまでの設定が終わると、McAfee Mobile SecurityがAndroid端末に常駐するようになる。ちなみに端末にセキュリティロック(指リストやロックNo.、パスワード)を設定していない場合、このタイミングでロックを設定するよう促される。
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提供:マカフィー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年8月24日