電気通信事業者協会(TCA)は7月26日、携帯電話とPHS事業者各社が提供する「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)の利用状況を公表した。
フィルタリングサービスは、携帯電話やスマートフォンから違法・有害なサイトへのアクセスを制限するもの。6月末時点での利用者件数は810万5100件と、3月末の777万1000件から約33万件増加した。
事業者名 |
2011年6月末 |
2011年3月末 |
NTTドコモ |
316万4600件 |
307万6100件 |
KDDI |
285万3100件 |
273万1400件 |
ソフトバンクモバイル |
150万3800件 |
149万5400件 |
ウィルコム |
58万3100件 |
46万7500件 |
イー・アクセス |
500件 |
600件 |
合計 |
810万5100件 |
777万1000件 |
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