中国人の日本語学習をサポート――凡人社が「デジタル日本語会話 中国語版」を発売App Town 教育

» 2011年08月12日 23時51分 公開
[エースラッシュ、田中聡,ITmedia]

 凡人社は8月12日、アドバンスト・メディアの音声認識技術「AmiVoice」を活用した日本語学習者のための日本語発音・会話練習用iPhone/iPod touchアプリ「デジタル日本語会話 中国語版」を発売した。価格は250円。iOS 3.13以降が対応する。

Photo 日本語発音・会話練習用アプリ「デジタル日本語会話 中国語版」

 デジタル日本語会話 中国語版は、日常的に使用頻度が高い150の文例を厳選した日本語発音・会話練習用アプリだ。音声認識技術のAmiVoiceが即座に音声データを分析し、単語単位で良否を判定してくれる。

 アプリは「Practice」「Test」「History」から構成される。Practiceでは、会話文と中国語訳を見ながらモデル発音を確認した後、自分の発音を音声認識技術が判定し、☆マーク1〜3で評価される(最もいい発音と判定されると☆3つとなる)。Testでは、Practiceで学習した会話文がランダムに出題され、制限時間内にいくつ正しく発音できるかを試せる。Historyでは、カレンダーで学習履歴を確かめたり、グラフでTestの得点推移を確認したりできる。

 150の例文は、日本語検定4級レベルの語彙や漢字が含まれており、初心者向けではあるが、「☆3つの判定をもらうのは日本人でも難しい場合がある」(凡人社)という。同社によると、中国の日本語学習者は83万(台湾では24万人)が存在する。こうしたユーザーの日本語学習をサポートをするほか、震災後に帰国した留学生などに日本語学習の機会を与えるためにアプリを開発したという。今後は韓国、ブラジル、タイ、ベトナム、ポルトガルなどのユーザー人向け日本語学習アプリの開発や、観光やビジネス分野の会話アプリ、かねてから要望の高いAndroid向けアプリの提供も検討しているとのこと。

photophotophoto Practiceでは、例文を発音すると、その良し悪しを判定してくれる(写真=左)。Practiceで学習した単語がランダムに出題されるTest(写真=中)。カレンダーから学習の履歴を確認できる(写真=右)
photo iPadでも利用可能。UI(ユーザーインタフェース)はiPhoneと同じ
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