「MEDIAS WP N-06C」のワンセグを起動すると、「視聴」「番組表」などのメニューが並ぶトップ画面が表示され、ここでワンセグに関するあらゆる操作を行える。「視聴」は文字通りワンセグの視聴、「番組表」では番組表を参照し、録画予約などを設定できる。また、「テレビリンク」では他機器との連携に関する設定が可能だ。
チャンネルは3つの方法で切り替えられる。1つはテレビ画面を左右にフリックする、多くのワンセグ対応モデルで採用されているスタンダードな方法。2つめは画面右下の「△」をタップすると表示されるメニューで左右の「△」(横向きの三角形)をタップする方法だ。
以上2つの方法では、隣接するチャンネルにしか切り替えられないため、チャンネルが離れているとやや不便だ。例えば、1チャンネルから8チャンネルに移動したい場合、画面を6回タップまたはフリックする必要がある。そこで活用したいのが「ch」ボタン。メニューの中央にある「ch」をタップするとチャンネルリストが表示され、任意のチャンネルに素早く切り替えられる。
テレビ番組の録画にも対応している。録画はトップ画面の「番組表」から行えるほか、手動で設定することも可能。番組表で録画予約をする場合は、まずトップ画面で「番組表」をタップし、Gガイド番組表を起動する。次に録画したい番組を選択し、次画面で「ワンセグ録画予約」をタップすると「予約設定」画面に自動的に登録される。
手動で設定する場合は、トップ画面で「録画/視聴の予約」をタップ。次に表示される「新規予約追加」をタップし、「新規予約」画面で「手動で設定」を選択する。次に「予約種別設定」が表示されるので、「録画予約」か「視聴予約」のいずれかを選択。「予約設定」画面では録画するチャンネルや開始日時、終了日時を手動で設定できる。普段、ワンセグで番組を録画予約することはほとんどないが、初見でもメニューに従っていくだけで簡単に設定できた。
N-06Cはケータイの定番機能・赤外線通信にも対応している。送受信できるデータは連絡先と自分のプロフィールのみ。今夏は写真や音楽など容量の大きいデータの送受信に対応するモデルが増えたが、本機は残念ながら非対応だ。
他の赤外線対応スマートフォンとやや異なるのが、赤外線通信を利用するための専用アプリを搭載していない点だ。そのため、自分のプロフィールを赤外線で送信したい場合は、「連絡先」の「マイプロフィール」を表示してから送信する必要がある。手順をたどると、まず連絡先を表示してMENUキーを押し、「共有」をタップ。次画面で送信するデータの内容を確認して「OK」をタップする。次に表示される「アプリケーションを選択」画面で「赤外線」を選択できる。
逆に、相手の連絡先を受信したい場合は、「連絡先」を起動し、メニューボタンを押す。「その他」→「赤外線受信」の順にタップする。受信・送信ともに操作手順がやや複雑なので、Androidスマートフォンに不慣れな人は操作に手間取るかもしれない。
N-06CはモバイルSuicaやEdy、QUICPay、WAONといった電子マネーサービスやビックポイントカード、ヨドバシゴールドポイントカード、ANA ICカードなどに対応している。また、ドコモのクレジットサービス「iD」「DCMX」も利用可能だ。それぞれのサービスのアプリをインストールすることで、ケータイと同じような感覚で利用できる。
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