OSにAndroidを採用したスマートフォンでありながら、定額料金でテザリングが利用できるイー・アクセスの「Poket Wi-Fi S」。単体での通話やネット利用はもちろん、PCやタブレットなどをモバイル環境で利用する際にも重宝する。新たに登場した「Pocket WiFi S II(S41HW)」は、前モデルから何が変わったのだろうか。まずはサイズや外観をチェックした。
従来モデルの「Pocket WiFi S S31HW」(以下、S31HW)が2.8インチ液晶を搭載していることに対し、新モデルの「Pocket WiFi S II(S41HW)」(以下、S41HW)は、3.2インチ液晶を採用した。これに伴い、S41HWの本体サイズは幅で約2ミリ、高さは約5ミリほどS31HWから大きくなった。ただ厚さについては、S31HWの13.5ミリから、S41HWは11.2ミリ(最厚部は12.7ミリ)と2ミリほど薄くなっている。
S31HWから液晶が大型化したS41HWだが、3.2インチは昨今のスマートフォンでは小さい部類。比較的手の小さい筆者でも、十分に画面の端まで親指が届く。このサイズなら女性のユーザーでも、快適に片手操作できるだろう。また手に持った時のホールド感は問題ない。
重さはS31HWが約105グラムであることに対して、S41HWでは約1グラム軽量化して約104グラムになった。わずか1グラムだが、待受時間の増加(240時間→300時間)や、画面サイズの大型化、高解像度化(QVGA→ハーフVGA)も果たしたことを考慮すれば、実質的には数字以上の軽量化が図られていると言えなくもない。
上記でも述べたように、S41HWはボディがスリム化されているほか、S31HWでは丸みの多かったボディラインが、若干直線的になり、引き締まった印象だ。本体側面から正面下部にかけてあしらわれたシルバーのラインが、スタイリッシュさを強調している。
カラーバリエーションは、S31HWと同様に背面パネルを付け替える方式で、ブルーとゴールドを用意。どちらも、しっとり落ち着いたトーンで、S31HWのときに付属していた濃密な印象のブルー、ピンクとは、すいぶんと方向性が異なる。
また、S31HWで採用されていた通話/終話キーや決定キーは廃止され、最近のAndroid端末では標準的な戻るキー/メニューキー/検索キー、そしてホームキーの4ボタンに集約され、正面はスッキリとしたデザインになった。なお、ボリュームキーは右側面に変更されている。
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