第1回 前モデルS31HWとの違いは?――「Pocket WiFi S II(S41HW)」「Pocket WiFi S II(S41HW)」の“ここ”が知りたい(1/2 ページ)

» 2011年09月02日 18時43分 公開
[後藤宏,ITmedia]

 OSにAndroidを採用したスマートフォンでありながら、定額料金でテザリングが利用できるイー・アクセスの「Poket Wi-Fi S」。単体での通話やネット利用はもちろん、PCやタブレットなどをモバイル環境で利用する際にも重宝する。新たに登場した「Pocket WiFi S II(S41HW)」は、前モデルから何が変わったのだろうか。まずはサイズや外観をチェックした。

photo 「Pocket WiFi S II(S41HW)」(左)と従来モデルの「Pocket WiFi S(S31HW)」(右)

質問:サイズや重さはどう変わった?

 従来モデルの「Pocket WiFi S S31HW」(以下、S31HW)が2.8インチ液晶を搭載していることに対し、新モデルの「Pocket WiFi S II(S41HW)」(以下、S41HW)は、3.2インチ液晶を採用した。これに伴い、S41HWの本体サイズは幅で約2ミリ、高さは約5ミリほどS31HWから大きくなった。ただ厚さについては、S31HWの13.5ミリから、S41HWは11.2ミリ(最厚部は12.7ミリ)と2ミリほど薄くなっている。

 S31HWから液晶が大型化したS41HWだが、3.2インチは昨今のスマートフォンでは小さい部類。比較的手の小さい筆者でも、十分に画面の端まで親指が届く。このサイズなら女性のユーザーでも、快適に片手操作できるだろう。また手に持った時のホールド感は問題ない。

 重さはS31HWが約105グラムであることに対して、S41HWでは約1グラム軽量化して約104グラムになった。わずか1グラムだが、待受時間の増加(240時間→300時間)や、画面サイズの大型化、高解像度化(QVGA→ハーフVGA)も果たしたことを考慮すれば、実質的には数字以上の軽量化が図られていると言えなくもない。

photophoto ディスプレイを大型化した「S41HW」のフットプリントは、ギリギリ手のひらに収まるサイズ。とはいえ、薄型設計でホールド感は良好(左)。「S31HW」はコンパクトで手のひらにしっかりと収まるサイズ。ディスプレイは2.8インチだ(右)

photo わずか約2ミリのスリム化ではあるが、手に持ってみた感覚は、まったく異なる。

photophoto 「S41HW」は比較的に手の小さい筆者でも、対角の位置まで、親指がギリギリで手が届く。片手で操作できるのが便利。掌根部分と第一関節でホールドすると安定して持てる。さらにコンパクトな「S31HW」(右)。親指は対角の位置まで余裕で届く。女性でも問題なく操作できるだろう。操作するときは、母子球と指の腹で持つと、しっかりホールドできる

質問:外観デザインの違いは?

 上記でも述べたように、S41HWはボディがスリム化されているほか、S31HWでは丸みの多かったボディラインが、若干直線的になり、引き締まった印象だ。本体側面から正面下部にかけてあしらわれたシルバーのラインが、スタイリッシュさを強調している。

 カラーバリエーションは、S31HWと同様に背面パネルを付け替える方式で、ブルーとゴールドを用意。どちらも、しっとり落ち着いたトーンで、S31HWのときに付属していた濃密な印象のブルー、ピンクとは、すいぶんと方向性が異なる。

 また、S31HWで採用されていた通話/終話キーや決定キーは廃止され、最近のAndroid端末では標準的な戻るキー/メニューキー/検索キー、そしてホームキーの4ボタンに集約され、正面はスッキリとしたデザインになった。なお、ボリュームキーは右側面に変更されている。

photophoto 「S41HW」「S31HW」ともに基本カラーのほか、2色カラーを用意。S31HWが比較的ポップな色使いだったのに対して、S41HWでは渋めの色使いに変更されている(左)。左側が基本カラーのホワイト。中央のブルーと右側のゴールドは、添付のリアカバー。その日の気分で、気軽に変更できるのがうれしい(右)

photophoto 「S41HW」はホームや設定など、Android端末の基本的なボタンのみに集約。スッキリしている(左)。「S31HW」は通発話キー/終話キーがあり、中央の丸い部分が決定キーになっている
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