S31HWのOSとプロセッサはAndroid 2.2/MSM7225(528MHz)という組み合わせだったが、S41HWではAndroid 2.3/MSM7227」(600MHz)と順当にスペックアップしている。処理速度は体感上もより軽快になった。また電源オフからの起動時間では、S31HWが約60秒かかっていたことに対して、S41HWは約40秒と高速化を実現している。主にモバイルWi-Fiルーターとして使うユーザーには、注目したい点だ。
そして、もう1点ブラッシュアップされたのが液晶ディスプレイ。0.4インチ大型化されたことに伴って、表示解像度が240×320ピクセルから320×480ピクセルに高精細化している。Webサイトを閲覧する際に表示範囲が広がり、見やすくなっているのがうれしい。また、S31HWでは、リアカメラしか搭載していなかったことに対して、S41HWでは約30万画素のインカメラも搭載した。
ハードウェア面で大幅な進化を遂げた41HWだが、ソフト機能面でもいくつか変更点がある。OSがAndroid 2.3になったことと、タッチパネルがマルチタッチ対応になったことなどだ。
また、機能そのものが強化されたわけではないが、日本語入力アプリ「FSKAREN」のUIも見直されている。S31HWでは、入力したい文字の種別を選ぶのに、2ステップ必要だったが、S41HWでは切り替えボタンが用意され、ワンタッチで切り替えが可能になったほか、カーソルキーも右ボタンと左ボタンに分割されている。画面が大型化されたこともあり、操作性は抜群に向上している。
そのほか、イー・アクセス端末専用の「EMOBILEオススメ!アプリ」がプリインストールている。Androidマーケットに登録されているアプリの中から、オススメのアプリを紹介するもので、ランキング別、カテゴリー別、定番アプリなど、ジャンルごとにピックアップされており、初めてAndroid端末を利用するユーザーに心強い。
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