「P-07C」のワンセグの初回起動時には、メニュー画面が表示される。まずは「チャンネル設定」をタップし、視聴地域に合わせたチャンネルを設定しよう。ワンセグの視聴は縦横どちらのスタイルでも視聴可能だ。それぞれの視聴スタイルでの画面表示を設定できるので、好みの画面レイアウトを選択しよう。
チャンネルの切り替え方法は3種類ある。P-07Cらしいのは、画面をタップして、チャンネルのセレクターを表示する方法だ。タッチスピードセレクター同様、円弧に沿って指を動かすと、チャンネルがクルクル回る。観たいチャンネルが決まったら、そのチャンネルをタップすればOKだ。別の方法としては、本体のメニューキーを押し、「リモコン」からチャンネルボタンを表示するというのもある。ここで直接チャンネルの番号を押して切り替えてもいいし、「▲」「▼」をタップしてもいい。
残念ながらP-07Cのワンセグはテレビ番組の録画には対応していない。オフタイマーの設定はできるので、就寝前にワンセグを見ながら寝てしまっても、自動でオフにしてくれるのでありがたい。また、「無操作自動オフ設定」にも対応しており、一定時間操作されない場合にもワンセグを終了してくれる。
P-07Cは従来のケータイ同様、赤外線機能を搭載している。送受信できるデータは連絡先、自分のプロフィール、写真の3種類。動画や音楽など大容量のデータの送受信には対応していない。
赤外線で受信するには「赤外線」アプリを利用する。ただし、自分からデータを送信するには、送信したいデータを呼び出して「共有」をタップ。つぎに、「赤外線」をタップし、「開始」を選択する必要がある。手順としてはケータイのときとほぼ同じなので、迷うことなく使えるに違いない。
P-07Cは約510万画素のCMOSカメラを搭載している。女性向けの端末でありながらもカメラ機能にはあまり力が注がれていない印象を最初は受けたが、実際に使ってみると、従来のケータイのように撮影モードやシーンが選択できるなど、デジカメ的な使い方ができると感じた。
カメラの起動から画像の保存にかかる時間は、お世辞にも速いとは言えない。しかし、瞬時に撮影ができることがウリの端末でもないので、そのあたりは割りきって使うべきだろう。さまざまなシーンに対応した設定を簡単にでき、ソフトフォーカスやピンホールカメラ風の加工ができるのは強みといえるはず。アプリを使うことなく画像の加工ができるので、スマホ初心者にとっては手軽に写真を楽しめるだろう。
最大ISO800、連写機能、笑顔になるとシャッターが降りる「笑顔シャッター」、手ブレを上手に防いでくれる「手ブレ防止シャッター」、美白効果など女性にうれしい補正機能が満載の「ビューティー」モードなども本機の特徴。さらに、動画撮影では640×480ピクセルでの撮影に対応する。
実際に写真を撮影した感想としては、肉眼で見た色に近いナチュラルな発色の写真が撮れるように感じた。また、「色調」設定の中には「ビビッド」という項目があるので、ポップな印象を与えたいなら色調を変更して撮影するのも1つの手だ。
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