デジタルガレージ、Twitter向けソーシャルアプリ「ツイナビアプリ」を提供開始

» 2011年10月26日 17時44分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 デジタルガレージは10月26日、CGMマーケティングが運営するTwitterの公式ガイドサイト「ツイナビ」において、ソーシャルアプリを提供するプラットフォーム「ツイナビアプリ」の運営を開始した。まずはフィーチャーフォン向けに提供されるが、今後スマートフォンにも対応機器を広げる。

photophotophotophoto ツイナビアプリの画面イメージ

 ツイナビアプリは、Twitterのユーザー情報を利用したソーシャルアプリを構築するためのデベロッパー向けプラットフォーム。ツイナビアプリ用のAPIを利用することで、Twitterのソーシャルグラフやリアルタイムなコミュニケーション機能を活用したアプリの開発が可能になる。ユーザーはタイムライン上でアプリの進行状況をフォロワーなどと共有でき、Twitter上のコミュニケーションを活性化させたり、アプリの評判を口コミで広げたりできる。

 サービス開始とともに提供されるのは、テレビ朝日の番組と連動する「お願い!ツイート秘密基地」、Q&Aなう提供の「Q&Aなう Lite」、ハイレゾ提供の「えんぷれっ fot ツイナビ」「まほもの for ツイナビ」、NDPマーケティング提供の「キーワードハイアンドロー」、HEROZ提供の「秘密診断 -みんなの恋愛の秘密を診断!」「秘密Q&A -みんなの恋愛の秘密を診断!」、トゥギャッター提供の「Togetter」の8アプリ。各アプリは無料で使えるが、プラットフォーム共通のコインを使った課金コンテンツの販売も行なわれる。

photo プラットフォーム、サービスの概念図

 Twitterはサービス自体がほかのSNSと比べてシンプルなため、ツイナビアプリを使うことでコンテンツ事業者が独自にサービスを拡充する余地が大きい。さらに、Twitter連携アプリは数多くリリースされているが、ユーザーへのハブとなるサービスが少ないため、集客が難しい面があった。ツイナビは国内におけるTwitterの公式ナビサイトであり、現在は月間250〜300万のユニークユーザーを擁している。コンテンツ事業者は、ツイナビアプリを利用することで、サービスの集客効果を見込めるほか、プラットフォームを介した広告収入やポイント収入の売り上げをレベニューシェアの形で受け取れる。

 Twitter向けソーシャルアプリのプラットフォームを提供する狙いについてデジタルガレージは、Twitterユーザーに新しい楽しみを提供するとともに、アプリ開発者を収益面からも後押しするためとしている。同社によると、フィーチャーフォンユーザーのTwitter利用が東日本大震災以降に増えており、主に女性のライトユーザーが多いという。こうしたTwitterのライトユーザー向けに、他のSNSにあるようなソーシャルアプリを提供することで、Twitterの利用促進を図る。同社はツイナビアプリの対応デバイスを広げることで、初年度で200万人、3年後に1000万人の会員獲得を目指している。

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