ディスプレイ、デュアルコア、カメラ――「AQUOS PHONE SH-01D」の魅力を解剖する(1/2 ページ)

豊富な機能・サービスと優れた使い勝手に定評のあるシャープの「AQUOS PHONE」が、さらに進化して登場する。ドコモの冬モデルとして発売される「AQUOS PHONE SH-01D」は、4.5インチHD液晶や1210万画素カメラを備えるなど高いスペックが目を引く。その特長を紹介しよう。

» 2011年12月02日 09時30分 公開
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 シャープ製のスマートフォンといえば、日本メーカーの中でも特に機能が充実しているイメージがある。冬モデルの「AQUOS PHONE SH-01D」はさらにスペック向上を果たしており、隙のない1台に仕上がっている。ヘビーユーザーはXi対応のスマートフォンに目がいきがちだが、順当な進化を続けるSH-01Dの完成度の高さも注目に値する。特に注目したい「4.5インチHD液晶」「デュアルコアCPU」「光学手ブレ補正対応12.1メガピクセルカメラ」を取り上げて、その見どころをリポートしよう。

photophoto 「AQUOS PHONE SH-01D」。ボディカラーはBLACK、BLUE、WHITEの3色

スリムな厚さ9.7ミリで防水仕様

 早くからワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信に対応したスマートフォンを開発してきたシャープだけあって、SH-01Dにこれらの機能やサービスは当然ながら利用できる。それでいて、厚さは9.7ミリと薄くて防水にも対応する。3.5ミリのイヤフォンジャックはむき出しだが、浸水しない仕組み。一見すると防水端末とは思えないほどだ。4.5インチの大型ディスプレイを搭載しながら、狭額縁設計で従来機種と同等の幅65ミリを維持しており、片手で操作をしても違和感はない。ディスプレイ下部のMENU/ホーム/戻るキーは突起しているので押しやすい。

photophoto イヤフォンジャックにはカバーは付けられていない(写真=左)。右側面のアンテナを伸ばしてワンセグを視聴する(写真=右)
photophoto スクエアなボディだが、裏は丸みを帯びているので手にフィットしやすい(写真=左)。ディスプレイ下部の3つのキーを押すと、キー間にイルミネーションが点灯する(写真=右)

3D表示も可能な4.5インチHD液晶を搭載

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 4.5インチのHD(720×1280ドット)液晶は、従来のフルワイドVGA(480×854ドット)やQHD(540×960ドット)よりも高精細になったことで小さな文字でも鮮明だ。Webブラウザを起動してPCサイトを見ても、閲覧できる範囲が非常に広い。最近はスマートフォン向けのモバイル表示を採用したサイトも増えつつあるが、1度に多くの情報を読むならPC表示の方がいいだろう。これも高精細液晶だからこそ。電子書籍を見るときなら、小さなルビまで読めるので、ルビの多い書籍や、欄外に小さな注釈が多い書籍を閲覧するときに効果を発揮する。

photophoto シャープのWebサイトをPC版のレイアウトで表示(通常はモバイル版が表示される)。小さな文字まで鮮明で、表示できる範囲が非常に広い(写真=左)。Android マーケット™で配信されている「青空読手」で青空文庫の「銀河鉄道の夜」を表示。小さなルビもくっきり。「GALAPAGOS STORE」で購入した電子書籍を読むのにも適している(写真=右)

 もちろん写真や動画を見るときも、1678万色、329dpiの高解像度なディスプレイは細かい部分まで表示できる。今までは拡大するとボヤけていた写真も、SH-01Dならくっきりと細部まで見られる。従来のシャープ製スマートフォンと同様、液晶テレビAQUOSで培った技術を応用しており、高画質エンジンも搭載している。縦横比も16:9なのでハイビジョン動画の再生に最適だ。

 「アウトドアビュー」も、気づかないうちに恩恵を受けている技術の1つ。屋外での視認性を高めるバックライトの制御技術を採用し、普段は日光で見えにくい画面を見やすくしてくれる。空気層をなくし、反射を抑える「リフレクトバリアパネル」も採用しているので、その相乗効果でさらに視認性が増している。単に「大画面だから見やすい」のではなく、多くの技術が結集して見やすさを実現しているわけだ。

 もう1つの特徴が、視差バリア方式を利用した低クロストークの3D表示だ。3D表示をしたときに「奥行きがあるというよりも二重に見えているだけ?」ということがあるが、この二重表示をなるべく抑えている。実際、内蔵3Dコンテンツや、シャープの専用サイト「GALAPAGOS SQUARE」から動画や静止画をダウンロードしたが、キレイに3Dが飛び出してくる。ただしこればかりは文字や写真では証明できないので、店頭でぜひ実機を試してもらいたい。

 もちろん、3Dコンテンツを見るのに専用メガネは不要。加えて、3Dコンテンツを自動で3D表示にする機能が用意されている。SH-01Dでは3D写真や動画、ゲームを再生したときから既に3D表示になっているため、これまでよりも3Dを自然と楽めるだろう。2Dに戻す操作も特に必要なく、すぐに通常の画面に戻る。

photophoto 夜景を撮影した写真を全画面で表示してみた。ビルの窓、船のロープまでつぶれずに表示できている(写真=左)。「設定」の「画面設定」から「動画3D再生設定」を選択すると、3Dが自動再生される。初期設定では「自動」に設定されている(写真=右)

 これは次回詳しく話をする「エコ技」にも関係するが、バックライトや映像の明るさを調整する明るさセンサーを搭載しており、最適な見やすさを実現している。ケータイでもおなじみの「カラーベールビュー」も採用しており、ステータスバーを開いて「ベールビュー」のボタンを押すだけで有効にできる。SH-01Dのカラーベールビューは「上下左右」から見えにくくする新たなアルゴリズムを採用している。逆に正面からの視認性は大きく損なわず、少し角度を変えるだけで急に見えにくくなる。電車の中など、周りに人がいる状態で使うと役立つだろう。

photophoto ステータスパネルの画面左下に、カラーベールビューのオン/オフができるボタンがある(写真=左)。上下左右からののぞき見をガードする(写真=右)

1度味わうと戻れない、デュアルコアCPUの操作感

photo Webページの拡大/縮小もスムーズだ

 SH-01Dに触れて実感するのが、タッチパネルの操作が非常にスピーディーであること。1GHzのデュアルコアCPU「OMAP4430」を搭載しており、複数のタスクを同時処理できるため軽快に操作できるようになる――と頭では分かっていても、実際の使用感はどうだろうか。SH-01Dでブラウザやカメラなどを立て続けに使ったところ、そのスピードを体感できた。ビュン!と画面が切り替わるような操作感は、一度味わうと戻れなくなる。

 特に複数のアプリを起動した状態でも重さを感じないのは、ヘビーユーザーにはうれしい点だろう。ブラウザのピンチイン/アウト、画面のスクロールという何気ない操作も心地よい。

 アプリの起動も速い。例えばAndroid マーケットはシングルコア搭載機だと読み込みに時間がかかるが、SH-01Dでは即表示される。通信を要するアプリの場合は通信速度が影響するのでは? と考えたが、SH-01DはXiではなくFOMAハイスピード(下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbps)にのみ対応するので、やはりデュアルコアCPUによるところが大きいのだろう。

photophoto ブラウザのピンチイン/アウト、Webページの切り替えやスクロールではタッチ操作のレスポンスに俊敏に反応し、軽快な操作感を味わえる
photo これは90枚ほどの写真が入ったフォルダを表示した「ピクチャー」の画面。上下に指をサッと動かすとサムネイルが一気にスクロールする

 SH-01Dはカメラ機能も優れている。となると多くの写真を何枚も撮りたくなるが、従来の機種で困るのがサムネイルの表示だ。表示に時間がかかり、スクロールを始めると突然落ちる、固まるといったこともあった。しかし処理能力が高いSH-01Dなら100枚や200枚程度でもまったく問題ない。すぐに表示できるうえ、上下に激しくスクロールしても動きが鈍ることはない。何しろSH-01Dでは連写機能で最大50枚も連続撮影できるので、写真はあっという間に増える。大量の写真を見る際にも、デュアルコアの恩恵を感じられるわけだ。

 前述のとおり、SH-01Dでは3D対応のゲームも遊べる。例えば3Dのレーシーシングゲームで遊ぶときは、こういったゲームはアプリのサイズが大きく、処理能力の低いCPUを搭載していると起動に時間がかかる、起動しても固まる、動作が遅いなんてことにもなりかねない。その点もデュアルコアCPU搭載なら安心。素早く起動して快適にプレイできる。

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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年12月22日