第3回 ダイヤルキーは使いやすい?――「INFOBAR C01」「INFOBAR C01」の“ここ”が知りたい(1/2 ページ)

» 2012年03月01日 22時04分 公開
[小山安博,ITmedia]

 「INFOBAR C01」の特徴といえばやはりダイヤルキー。スマホでありながら、初代INFOBARのような操作性を期待するが、果たしてどんな使い勝手なのだろうか。電話をかける場合、また日本語を入力する場合の動きを確認した。

photo INFOBAR A01(写真=左)とC01(写真=右)。C01はダイヤルキーを搭載し、ボディは細身になったが、全体的なテイストは変わらない

質問:発着信はやりやすい?

 INFOBAR C01は、従来のINFOBAR A01にテンキーを追加したデザインを採用している。今回試用したカラーはNISHIKIGOIで、同色のA01と比べても基本的なカラーリングは全く変わらない。下部にあるキーが、A01の3個から12個に増えたが、デザイン性が大きく変わった印象は受けなかった。

photo テンキーと[*][#]の12ボタンからなるINFOBAR C01のボタン

 ダイヤルキーを搭載したことで、最も変化したのはダイヤルの仕方だ。A01では、ホームの電話アイコンをタップすることで発信画面が立ち上がったが、C01ではホーム画面でダイヤルキーを押すと、すぐに発信画面になるようになった。

 ただし、発話/終話ボタンはないので、番号を入力したあとは画面上の「発信」ボタンを押す必要がある。発信ボタンは画面の下部、ボディ全体では中央付近にあるので、位置的には押しやすい。

 この番号入力はホーム画面でしか動作しないので、アプリ利用中に電話をかけたくなったら、一度ホームキーをタップしてホームに戻り、ダイヤルキーを押す。ちょっと面倒なようだが、この動作はフィーチャーフォンの操作と共通しているので違和感は少ないだろう。終話する場合は、画面上の「通話終了」ボタンをタップする。

 電話がかかってきた場合は、画面上の「応答」ボタンで受信できる。あとはそのまま会話し、終わったら同様に「通話終了」ボタンをタップすればいい。

photophoto 発信中の画面と通話中の画面

 ダイヤルキーはあるが、物理的な通話/終話ボタンはないため、全体として操作性はもう一歩という印象だ。それでも、ホーム画面でいきなりダイヤルキーを押せば電話番号入力できるのは便利だ。普通は電話帳に登録した番号に電話をかけることが多く、それほど頻繁にダイヤルキーの恩恵にあずかることもないとおもうが、とっさに操作する際には十分便利だろう。

 なお、電話番号をダイヤルする際に[1]を長押しすると留守番電話を再生、[0]を長押しすると、国際電話で使う“+”を付加することができる。

質問:ダイヤルキーでショートカットは使える?

 せっかくハードウェアのダイヤルキーがあるのだから、いろいろな場面で活用したい。C01には、ホーム画面でダイヤルキーのいずれかのボタンを長押しすると、登録したアプリが起動するショートカット機能が搭載されている。これもフィーチャーフォンならおなじみの機能だ。

photophotophoto ホーム画面でメニューキーを押し、「クイック起動」を選択。アプリ選択画面になるので、任意のアプリを選択する。選べるのはアプリだけで、例えば無線LANの設定画面を起動する、といったことはできない

 起動するアプリは、iida Home Menu内の「クイック起動」から9つ(0以外の数字キーに割り当て)登録できる。あとはホーム画面で数字キーを長押しすれば、登録したアプリが起動する。なお[0]は検索、[♯]はライト、[*]は伝言メモが設定されており、これは変更できない。

 またフィーチャーフォンでケータイブラウザを利用していると、ページ内のURLリンクにダイヤルキーの数字が割り振られることがあるが、C01でケータイ向けのWebサイトにアクセスしても、そうした使い方はできないようだ。まとめると、ホーム画面で短押しすると電話番号を入力でき、長押しではアプリが起動――といった使い方ができる。

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