新「iPad」販売開始 アップルストア銀座に450人がつめかけるRetinaディスプレイに驚嘆の声

» 2012年03月16日 12時45分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
photo 午前8時から「新しいiPad」の販売が始まったアップルストア銀座

 3月8日早朝の発表から8日、Appleのタブレット型デバイス「新しいiPad」の販売が始まった。午前8時からの販売開始を予定していた東京・銀座のアップル直営店、アップルストア銀座では、ストアスタッフの拍手とともに販売が始まった。

 新iPadは世界各国で記録的な予約を抱えており、3月16日現在、アップルのオンラインストアでは出荷は2〜3週間待ちという状況になっている。オンラインストアで購入するよりも早く手に入るということもあってか、多くの人がアップルストアにつめかけた。同日午前1時にはすでに100人が並び、午前7時過ぎに400人、開店前には450人と購入者の行列はみるみるうちに長くなった。先頭にいた男性は4日前から並んでいたという。

 午前8時を告げる鐘が鳴ると、アップルストアのガラス戸が開き、スタッフがカウントダウンを開始。ゼロカウントとともに、列の先頭から順にスタッフとのハイタッチを経て店内に案内された。受付は店内のいたるところで行われており、次々と客が新iPadを購入する光景が見られた。

photophotophoto 16日の深夜から約100人の行列ができていた(写真=左)。行列は最終的に450人にまでふくらんだ(写真=中央、右)

アップルストア開店時のカウントダウン
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 アップルストアの店内には、入り口から左側と中央に新しいiPadの展示スペースがあり、新iPadが30台ほど展示されている。解像度が2048×1536ドットとなり、彩度が上昇したディスプレイや新搭載の音声認識機能などを実機に触れて確かめることができる。

 開店から5分ほど経過すると、新iPadを手にしたユーザーが次々と店内から出てきた。店を出ると購入者をすぐに報道陣が取り囲み、iPadの魅力などを質問していた。最初にiPadを購入した渡邊さんは3月14日の19時から並んでいたという。「Appleが好きというより、製品が好き。iPad 2発売のときも並んだが14番目ぐらいだったので、今回は1番に並んでやろうと思った」(渡邊さん)。

photophotophoto 恒例となっているスタッフとのハイタッチ。店内の熱気は最高潮に(写真=左)。渡邊さんは19歳の大学生。iPad 2を持っており、今回でiPadは2台目。大学ではPCよりもiPadを使う機会が多いのだという(写真=中央)。仮装して行列に参加した人もいた(写真=右)

 数人の購入者に話を聞いたところ、今回が2台目、または3台目という人がほとんどで、自分用に2台購入している客(店舗で2台購入のほか、Webで1台予約した上で店舗に足を運ぶ人もいた)も見受けられた。ディスプレイの解像度や彩度の高さに驚く人が多く「ドット感がない」「早くフルHD動画を撮影したい」との声があちこちで上がったほか、新しく搭載された音声認識機能を報道陣に披露するユーザーもいた。

photophotophoto アップルストア店内の様子。いたるところで受付が行われている(写真=左)。iPadがズラリ。スタッフの方に話をうかがったところ、ホワイトが人気だという。(写真=中央)。ディスプレイの解像度に驚く客が多かった(写真=右)
photophotophoto iPhoneやMacBook Airなどの製品説明に使われるiPadもすべて新調した(写真=左)。ハイタッチ待ちのスタッフ(写真=中央)。Apple TVを購入する人ももちろんいる(写真=右)

 なお、Wi-Fiモデルを購入する場合、早ければ10分程度で購入でき、Wi-Fi+4Gモデルの場合は各種手続きが必要なため、約30〜40分を要する。客の回転が速く、500人弱の行列が1時間ほどで消えた。店内に設置してある端末の数も豊富で、アップルストアに行けばすぐに新iPadを試すことができるだろう。購入前に新iPadをじっくり試したい人はぜひ銀座へ。

photophoto アップルストアにサムライがあらわれた!(写真=左)。行列の先頭にいた人たちで記念撮影。発電機とこたつを持参して並んでいた(!)が、15日の昼頃に諸般の事情でやむなく撤去したという(写真=右)。

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