KDDIのモトローラ・モビリティ製スマートフォン「MOTOROLA RAZR IS12M」には、メーカーオリジナルのアプリがプリセットが多数用意されている。前モデルの「MOTOROLA PHOTON ISW11M」でも強みだったSNS連携はさらに強化された。また、自分のPCへリモートでアクセスできる新機能も追加されている。
MOTOROLA RAZR IS12Mには、auが提供するアプリはもちろん、モトローラが提供するサービスに対応するものなど、多数のアプリがプリインストールされている。初期状態でアプリ一覧に表示されるアイコンの数は、Android標準アプリも含めて60種類。そのうち「MOTOPRINT」「Webtopコネクタ」「スマートアクション」「ソーシャルネットワーキング」「ギャラリー」「音楽」「ファイル」などが、代表的なモトローラのオリジナルアプリとなる。
オリジナルアプリのうち「ソーシャルネットワーキング」や「ギャラリー」は、モトローラのプラットフォーム「MOTOBLUR」に対応したアプリだ。MOTOBLURは複数のSNSのアカウントを一括管理できる仕組みで、ホーム画面のウィジェットからFacebookやTwitterへ投稿できるほか、フォローしているほかの人の投稿をまとめて閲覧できる。さらにソーシャルネットワーキングアプリから新着情報をまとめて確認したり、ギャラリーアプリからSNSに投稿された写真をまとめてチェックすることも可能だ。
「MotoCast」は、Windows PCやMacとMOTOROLA RAZR IS12Mの間で、音楽や写真、動画をやり取りするためのソフトウェア。および、このソフトウェアを通じて、外出先からPC内の共有フォルダへのアクセスを可能にする、クラウドサービスの総称だ。PC用ソフトは、本機をPCにUSB接続すると自動的にインストールされるが、モトローラのサイトから別途ダウンロードしてインストールすることもできる。
インストール時にクラウドアクセス用のIDとパスワードを設定すれば、外出先からも自宅のPC内の共有フォルダにリモートアクセスできるようになる。さらに本機の「ギャラリー」「音楽」「ファイル」のアプリは、「MotoCast」に対応。アプリ一覧でアイコンに赤いマークが付いているのが、対応アプリの証。MotoCast対応アプリからは、自宅のPC内にある音楽データを直接呼び出して、ストリーミング再生することもできる。なお、IDとパスワードで専用Webサイトからログインすれば、他のPCからもアクセスすることができる。
もちろん、リモートではなくPCにUSB接続してデータを同期することも可能だ。本機で撮影した写真をまとめてPCに取り込んだり、iTunes用の音楽データを本機にコピーして持ち出すといった場合は、転送スピードが速いUSB接続が向いている。
本機をPCにUSB接続すると、このようにデータを同期する専用ソフトウェア「MotoCast USB」が起動する。「デバイスに同期」タブではPC→スマホ、「デバイスから同期」タブではスマホ→PCへ同期する項目が選択できる
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