2012年の夏モデルとして、各キャリアからさまざまなスマートフォンが発表されたが、KDDIのシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SL IS15SH」は唯一のダイヤルキー搭載モデルだ。
シャープはこれまでにもスライド式ダイヤルキーが付いたAndroidスマホを多数手がけており、過去のモデルではau向けの「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS14SH」や、NTTドコモ向けの「AQUOS PHONE slider SH-02D」、ソフトバンクモバイル向けの「AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH」などがある。ソフトバンク向けには折りたたみ型の「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」もラインアップしていた。いずれもフィーチャーフォンからの乗り換えを意識し、物理キーによるダイレクトな操作感を実現しようとしたモデルだ。
IS15SHのコンセプトも同様で、Androidスマートフォンでありながらフィーチャーフォンのような使い勝手を追求した。前モデルのIS14SHもかなりフィーチャーフォンに近いダイヤルキーを持っていたが、IS15SHはソフトキーなどの配置を見直してかなりケータイに近づいている。そのほか、キーの長押しでペールビューのオン/オフができるようになったり、スライドの開閉で通話の開始/終了ができるなど、前モデルのユーザーが求めていた点の改善も反映している。ダイヤルキー自体も大型化して、見やすく、押しやすくなった。形状は三角形の断面を持つクリートラインで、前後のキーと境目を広くすることで、押し間違いも減らしているという。
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