ソフトバンクモバイルから登場したシャープの最上級スマホ「AQUOS PHONE Xx SoftBank 106SH」。4.7インチのHD液晶を備え、デュアルコアCPUを搭載したハイスペックな1台だが、極めて高い省エネ性も特徴だ。
国内メーカーでは先陣を切ってスマートフォンを発表してきたシャープは、常に先進的な端末を提供してきた。この2012年夏モデルでもっともそれを象徴しているのが、ソフトバンクモバイルから発売されるAndroid 4.0搭載スマートフォンの「AQUOS PHONE Xx SoftBank 106SH」だろう。
シャープは、スマートフォンの課題である“バッテリーの不安”に対して、すでに「エコ技」という技術で対応していたが、今回は省エネ液晶を搭載するという新しい試みを実現させた。さらに従来から使われていた画面のデザインやレイアウト、つまりユーザーインタフェース(UI)を一新したのだ。スマートフォンで最も重要とも言われるUIの改革へ大きく踏み込んだ期待の端末AQUOS PHONE Xx SoftBank 106SH(以下、106SH)。さっそく、その実力を確認してみよう。
106SHに採用された「Feel UX」は、シャープが米国サンフランシスコを拠点とするデザイン企業「flog design」と共同開発して生まれた新しいUIだ。従来のスマートフォンにはなかった大きな特徴が、“3ラインホーム”と呼ばれる、新しいホーム画面。アプリ、ウィジェット、ショートカットを左右に並べ、フリックで切り替え、縦にスクロールしてアプリやウィジェットを選択する。
「ウィジェットがホーム、アプリはメニュー」という従来の構成から離れ、基本的にどちらを見るにしろ、使うにしろ、極めてシンプルに端末を操作できる。今までのホーム画面に慣れていると戸惑う面もあるかもしれないが、アプリやメニューなどの各機能にダイレクトにアクセスできるため操作が難しいわけではない。もちろん、初めてスマートフォンを使う人にとっても、使いやすいホーム画面といえるだろう。
スマートフォンをよく使っている人ならば、この3ラインホームで「ウィジェットを活用できる」と感じるはずだ。従来のホーム画面では、大きなウィジェットを貼ったせいでほかのウィジェットが貼れないなど、1画面に貼れるウィジェット数に限界があった。しかし3ラインホームでは問題ない。どのウィジェットも大きいサイズで配置でき、画面を縦スクロールさせることで何枚も貼れるようになった。たくさんのウィジェットを扱えるのに視認性も高いという、実にスマホ向きなUIといえるだろう。
また3ラインホームには、ウィジェットだけでなくたくさんのアプリを快適に扱うための工夫も盛り込まれた。まず3ラインホームでは、アプリのフォルダを使った整理が可能だ。これはアプリのアイコンを長押しして、アプリ同士を重ねることで作成できる。この際、多くのアプリをフォルダ内に入れると、そのフォルダにいくつアプリが入っているのか、小さく数字が表示される。
次にアプリのアイコンの間に「セパレーター」と呼ばれる区切りの横線を引くことができる。これはピンチ操作で可能で、ピンチアウトで上下のアプリ同士を離そうとすればセパレーターの線が引かれ、逆にピンチインでアプリ同士を近づけると線を消すことができる。もっとも手軽なアプリの整理方法と言えるだろう。ただしアプリのアイコン同士に触るようにピンチ操作をすると、セパレーターを引かずにアプリが開いてしまうので、アプリ間の隙間でピンチ操作をする。
なお、106SHには、従来型の「SHホーム」への切り替えも用意されている。この場合はアプリが各カテゴリ別に分かれており、またその内部は横に画面を切り替えながらアプリを管理できる。
またアプリのアンインストール自体も簡単になった。今まではアプリメニューの「設定」から「アプリケーション」を選択し、各アプリを探してアンインストールをしていたが、アプリのアイコンを長押しするだけで(一部アプリはアンインストール不可)、アイコンに小さなツールのマークが表示される。これをタップすると「メニュー」が表示され、アンインストールが選べるようになる。これなら1つの画面で簡単にアプリを整理できる
さらにロック画面を「ウェルカムシート」と呼んで、従来と区別しているのも新しい。3ラインホームによって、ホーム画面をケータイと同じように待受画面化して使うことはできなくなったが、このウェルカムシートに壁紙を大きく表示して待受画面風に使える。壁紙だけをフリックして切り替えられるので、ギャラリーの画像などを表示させればロック画面で写真を楽しむこともできる。
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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年8月5日