価格も機能も自信あり――企画担当者が明かす、お手頃スマホ「PANTONE® 5 SoftBank 107SH」の魅力(1/2 ページ)

孫正義社長も「必ず売れます」と自信を見せたソフトバンクモバイルの「PANTONE® 5 SoftBank 107SH」――。放射線測定機能はもちろん注目だが、この記事ではむしろそれ以外の“107SHの真価”を解き明かしたい。手頃な価格帯ながら、機能と使いやすさにしっかりとこだわった107SHは、時代が求めるスマートフォンの新しいスタンダードだ。

» 2012年07月23日 09時45分 公開
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 ソフトバンクモバイルのシャープ製Android™スマートフォン「PANTONE® 5 SoftBank 107SH」が7月14日に発売された。カラーバリエーションとデザインにこだわったPANTONEシリーズは、“PANTONEケータイ”として多くのファンに愛されてきたが、満を持してシリーズ初のスマートフォンが登場した。


photo 「PANTONE® 5 SoftBank 107SH」

 同モデルについては、ソフトバンクモバイルの新製品発表会で同社の孫正義社長から「必ず売れます」といった言葉も飛び出し、発売前から話題を呼んでいた。特に注目されたのは、放射線測定というこれまでにない機能を搭載している点だろう。しかし、そこだけに注目していると107SHの本当の魅力は理解できない。PANTONEシリーズはこれまで、デザインやカラーに加えて“幅広いユーザーが気軽に安心して使える性能や機能”にこだわってきた。107SHもまた、スタンダードクラスの端末でありながら、機能や体感パフォーマンス、操作性を磨き、“手頃に安心してスマートフォンを楽しめる端末”に仕上がっているのだ。

 そんなPANTONEシリーズ、そして107SHの特長や魅力について、商品企画に関わったソフトバンクモバイル プロダクト・サービス本部 商品企画部 商品企画課の渡邊浩彰氏に話を聞いた。

PANTONEシリーズに不可欠な、カラーとデザインへの配慮

photo ソフトバンクモバイル プロダクト・サービス本部 商品企画部 商品企画課の渡邊浩彰氏

 初代「PANTONE® SoftBank 812SH」が2007年に登場してから約5年。PANTONEシリーズはこれまでに約340万台が販売され、日本のケータイの歴史に残る名シリーズに育った。その特長は何と言っても「常に多色展開する」(渡邊氏)ことであり、どのシリーズでも“自分にあった1台”を選ぶ喜びをユーザーに提供している。

 商品企画にあたっては世界的な色彩企画のリーディングカンパニーであるPANTONE社とコラボレートし、「PANTONE社の持つ膨大なカラーチャートの中からモデルごとにカラーを選んでいる」(渡邊氏)という。「選ぶ際にはその時その時のトレンドカラーを意識しています。同じイエローやオレンジであっても、実は出すたびに色合いが微妙に違うんですよ」(渡邊氏)。

 また、ユーザー調査などの結果も参考にして、人気のあるカラーや並んだ際に鮮やかさを打ち出せるカラーを厳選していくそうだ。「例えば、男性はブラック、ブルー、パープルなどが人気を集める傾向があります。ホワイトは男女共に人気ですね。女性はよくピンクを好みますが、10代だとビビットピンクが選ばれるなど、年代によっても傾向は変わってきます」(渡邊氏)。時代のニーズを読み取りながら、より幅広いユーザーが自分の1台を見つけられるよう、PANTONEシリーズのカラーバリエーションは選び抜かれていく。実際に発売されるカラーの倍程度が候補に上がり、その中からバリエーションが絞りこまれるという。


photo 「PANTONE® 4 SoftBank 105SH」のイエロー(左)と107SHのRoman Yellow(右)。同じ黄色でも色合いはシーズンごとに変化する

photo シックな色からポップなものまで、全8色をラインアップ

 最新の107SHでは、Roman Pink、Roman Vivid Pink、Roman Black、Roman White、Roman Purple、Roman Blue、Roman Yellow、Roman Orangeの全8色をラインアップした。このカラー数は、これまでの調査などから「PANTONEとして一番魅力的にカラーの並びを表現できる」(渡邊氏)として決まったものだ。これはソフトバンクのスマートフォンとして最多のカラー数で、2011年冬モデルの「STAR 7 SoftBank 009Z」の全7色をしのぐ。定番の白/ブルー/ピンクといったカラーを盛り込みつつ、ほんのりと緑がかった絶妙な色合いのイエローや、明るく元気な印象のオレンジなどもそろえた。「イエローやオレンジは弊社としてもチャレンジングな選択をしました。他社のスマホにはなかなかない色味だと思いますよ」(渡邊氏)

 また、色のチョイスだけでなく塗装や色の配置にも工夫がある。107SHでは塗装にパールを混ぜることで、どのカラーも上質感のある外観に仕上がっている。背面に加え黒縁のディスプレイ面にもパールが施され、上品な輝きを放っているのだ。「それと、スマートフォンである107SHは、ケータイと違ってディスプレイ面が端末の顔として目立ちがちです。そこで、ハードキー(クイック起動キー)に色をつけることで、PANTONEならではの鮮やかなカラーリングをディスプレイ面でも表現しました」(渡邊氏)。

photo クイック起動キーはカラーのアクセントになっているだけでなく、PANTONEシリーズのデザインフィロソフィーを受け継いでいる部分でもある

 背面の電池カバーとクイック起動キーの素材が異なるため、同じ色合いを出すのに苦労したと渡邊氏。また「アシンメトリー」や「ミラー」といったPANTONEシリーズ共通のコンセプトが107SHに生きていることも教えてくれた。クイック起動キーは右側に寄せて配置され、キーの上部にはミラー処理が施されている。こうしたちょっとしたこだわりがデザインのアクセントとなり、PANTONEシリーズらしさを演出しているのだ。


今だから作れた“本当に使いやすいスマホ”

 登場から5年目にしてスマートフォン版が登場したPANTONEシリーズだが、このタイミングでスマートフォンを発表した理由は何なのだろう。「ソフトバンクがスマホを初めて出した当時は、先進的な男性ユーザーがメインの購買層でした。しかし、ここ1年で女性ユーザーも多くなり、ケータイからの機能や手軽さをスマホに求める声も高まっています。そこで、従来のPANTONEらしい使いやすさを踏襲しつつ、スマホとしての魅力も兼ね備えた新モデルをシャープさんと一緒に開発しました」(渡邊氏)。

 また、使いやすいスタンダードスマートフォンを“高い完成度”で実現できるようになったのがこのタイミングだった、という側面もあるだろう。これまでも低価格でシンプルなスマートフォンはあったが、機能やパフォーマンスの面で不満が残るモデルが多かった。しかし107SHは、価格的には手頃なモデルという位置づけながら機能が充実しており、なおかつスマートフォンで重視されるタッチパネルの操作感もよい。これには、メーカーによる技術やノウハウの地道な蓄積が生きているのだ。

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