日本通信、通話メインの新製品「スマホ電話SIM」を発表音声だけなら月1290円から

» 2012年08月01日 17時04分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 日本通信は8月1日、NTTドコモのFOMA網を使った音声通話メインの新しいSIM製品「スマホ電話SIM」を発売した。無料通話分込みの基本プランに、必要に応じてデータ通信オプションを追加できる。

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 スマホ電話SIMの音声プランは、月額1290円の「プランS」(無料通話1365円分:通話料21円/30秒)、月額2290円の「プランM」(無料通話分2835円:通話料18.9円/30秒)、月額3710円の「プランL」(無料通話分5250円:通話料14.7円/30秒)の3種類。SMSも利用でき、受信は無料。また送信料は1通3.15円だが、各プランの無料通話分から充当できる。

 音声プランに追加できるデータ通信オプションは、通信速度が200kbps制限で使い放題の「U200」(月額1690円)と、下り最大14Mbpsの高速通信を2Gバイトまで利用できる「2GB定額」の2種類。音声プランとデータ通信オプションの組み合わせは、ユーザ−専用のサポートページ「My b-mobile」から1カ月単位で変更できる。

 なおU200は動画再生や連続したデータ通信が利用できないが、8月下旬から提供される「Turbo Charge」に対応しており、下り最大14Mbpsの通信環境を100Mバイト/525円単位で追加できる。また2GB定額もTurbo Chargeに対応しており、月々の利用可能なデータ量を使い切った場合は100Mバイト/525円づつ追加でチャージできる。

「スマホ電話SIM」の音声プランとデータ通信オプションの組み合わせ例
プラン/オプション名 プランS プランM プランL
音声のみ(データ無し) 1290円
通話料21円/30秒
無料通話分1365円
2290円
通話料18.9円/30秒
無料通話分2835円
3710円
通話料14.7円/30秒
無料通話分5250円
U200(月額1690円) 2980円 3980円 5400円
2GB定額(月額2990円) 4280円 5280円 6700円

 このほか、初期手数料として3150円とユニバーサルサービス料が必要。またキャッチホン(月210円)や留守番電話(月315円)、転送電話(無料)などの音声用オプションも用意し、国際電話への発着信と音声通話時の国際ローミングにも対応している。SIMカードは標準サイズとマイクロSIMの2種類を用意した。また最低契約期間は設けていない。


 日本通信は、スマートフォンが一般層にも普及していることから、携帯電話として重要な音声通話サービスを重視。“電話MVNO”として新たな一歩を踏み出すと宣言した。今後は携帯音声網との相互接続やLTEにおけるフルIP電話など、電話MVNOとしてのサービスを整備・提供していくという。

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