第3回 ケータイからスマホへ、iPhoneとAndroid間でアドレス帳を移行する今すぐ使えるスマホレシピ(1/3 ページ)

» 2012年08月15日 19時00分 公開
[今西絢美(ゴーズ),ITmedia]

 先月、日経BPコンサルティングが発表した「携帯電話・スマートフォン"個人利用"実態調査2012」の調査結果によると、男女4400人のうちスマートフォンを1台所有している人が21.1%、ケータイとスマホの2台持ちをしている人が7.1%に上がったそうだ。この1年でスマホユーザーが急増しているが、ケータイからの乗り換えで、最初につまずくのが「アドレス帳のデータ引き継ぎ」ではないだろうか。そこで今回はアドレス帳の移行方法を取り上げる。

ケータイからスマホへの移行は「赤外線通信」機能を使う

 ケータイからスマホにアドレス帳データを引き継ぐ場合、双方の赤外線通信機能を利用するのが一番ラクな方法だ。これまで海外メーカーのスマホには赤外線通信機能が搭載されないものが多かったが、近年は国内外のメーカーを問わず、ほとんどの機種で赤外線通信を利用できる。

 まず、ケータイのアドレス帳を開き、「メニュー」→「赤外線送信」→「本体全体」の順に選択する。次に、本体に設定されている4ケタの認証番号を入力し、続けて任意のパスワードを設定しよう。

photophoto ケータイのアドレス帳を開き、「赤外線送信」を選択する(写真=左)。認証パスワードは任意の4ケタの数字を設定しよう(写真=右)

 次に、スマホの「赤外線通信」アプリを起動し、「複数件受信」をタップする。そして、先ほどケータイ側で設定した任意のパスワードを入力したら、ケータイ側の通信を開始しよう。このとき、ケータイとスマホの赤外線ポートを近くで向かい合わせれば、データの移行が開始する。

photophoto スマホの赤外線アプリを起動し、先ほどケータイで設定した認証パスコードを入力しよう(写真=左)。赤外線ポートの位置は機種によって異なるので注意(写真=右)

 スマホでの受信が完了したら、アカウントを選択して登録に進もう。ただし、赤外線通信機能を1人で使うのは思った以上に手間がかかるので、落ちついて進めたい。

photophoto スマホ側の受信が完了したらアドレス帳に追加する(写真=左)。ここではGoogleアカウントに登録したほうが汎用性が高い(写真=右)

SDカードを使ってデータを移すのもアリ

photo コピーの方法は赤外線で送信する際とほぼ同じだ

 赤外線通信に非対応の機種を使っている場合は、外部メモリ(microSD)を使ってアドレス帳データを移行する方法を試そう。

 まず、ケータイのアドレス帳を開き、「メニュー」→「コピー」→「microSDへ」を選択すると、アドレス帳のコピーが完了する。

 続いて、スマホのアドレス帳アプリを起動する。「GALAXY S ll LTE SC-03D」の場合、本体のメニューボタンを押し、「インポート・エクスポート」をタップする。次に「SDカードからインポート」を選択したら、アドレス帳を登録するアカウントを選択し、登録作業に進む。

photophoto 「連絡先」アプリで本体のメニューボタンを押すと「インポート・エクスポート」が表示される(写真=左)。「SDカードからインポート」を選択してアカウントを選んだら、「連絡先データファイルをインポート」→「OK」をタップする(写真=右)

 ドコモのスマホの場合、機種によっては「電話帳コピーツール」というアプリがプリインされている。このアプリを使ってもアドレス帳のインポートが可能で、アプリを起動して使用許諾契約書に同意し、インポートするデータを選択すれば、docomoアカウントにアドレス帳のデータを保存できる。ただし、このアプリからは本体やGoogleアカウントへの登録はできないので注意しよう。

photophoto 「インポート」タブを選択したら、インポートしたいVCFファイルを選択する(写真=左)。docomoアカウントにインポートされるので、Googleアカウントで連絡先を管理したい人にはオススメできない(写真=右)
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