USB【ゆーえすびー】

【国内記事】 2001年8月6日更新

 USB(Universal Serial Bus)は,PCと周辺機器の間でデータ伝送を行うための規格であり,1996年1月にバージョン1.0が誕生した。その後,1998年9月にバージョン1.1が,そして2000年4月にはより高速化を図ったバージョン2.0が登場している。

 USB 1.1は,最大12Mbpsの伝送速度を実現する通信規格で,マウスやキーボード,モデム,LANアダプタなど多くの周辺機器に搭載されている。Windows 98でUSBがサポートされるようになってから,今や製品化は留まるところを知らず,携帯電話用の充電ケーブルや小型扇風機まで出てきている(8月3日の記事参照)。

 一方,USB 2.0は,最大伝送速度480Mbpsで,IEEE1394の400Mbpsをも超える仕様となっている。しかし,2.0に対応した製品があまり出回ってないこともあり,市場での主導権は取れていない。USBは相変わらず,低速で動作する周辺機器向けの規格というイメージが付きまとうのだ。

 USB 2.0に対応した製品は,実は1.1の規格でも動作する。つまり,USB 2.0の最大の転送モードであるHigh-Speed (480Mbps)に加え,Full-Speed (12Mbps)とLow-Speed (1.5Mbps) をサポートするのだ。ここでいうFull-SpeedとLow-Speedが,すなわちUSB 1.1を指している。

 ところで現在までのところ,Windows 2000はUSB 2.0のHigh-Speedモードをサポートしていない。そしてこの10月に発売されるWindows XPにおいても,残念ながら同様にサポートされないといわれていた。これは同OSがBluetoothを非サポートとしたように,現時点での対応機器が少ないという理由からである。しかし同OS向けのアドオンドライバーを配布することで対応するというアナウンスが米Microsoftからあり,ようやく2.0普及への道筋が見えてきたところである。

[江戸川,ITmedia]

関連リンク
▼ USB.org
▼ アイオーデータ機器 USB 2.0インターフェイスボード

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