ビジネスシヨウレポート〜
松下,FOMA端末2機種を展示

FOMA端末2機種が国内で初めて一般展示された。2.2インチの液晶で,動画が動くのを見ることができる。

【国内記事】 2001年5月22日更新

 松下は5月22日から東京・ビッグサイトで開催されている「ビジネスシヨウ 2001 TOKYO」にて,FOMA端末2機種,および多くのコンセプトモデルを展示している。

FOMAビジュアル端末は150グラム程度

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 まずブース入り口に大きく展示されていたのは,FOMAのビジュアル端末「FOMA P2101V」だ。これまで何度も登場している端末だが(4月26日の記事参照),国内で一般公開されるのは初めて。

 折りたたみ型のP2101Vは,11万画素のCMOSカメラと,2.2インチのカラー液晶を搭載し,64Kbpsの回線交換を用いてテレビ電話などに利用できるのが特徴だ。

 液晶部はかなりの厚さがあるが,「重さは150グラム程度」(同社説明員)と,けっこう重い昨今の携帯電話と比較すればそれほど違いはない。

 NEC製の「FOMA N2001」と同様に,アンテナは内蔵されている。

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 折りたたみ時の外見は,「P503iS」とよく似ている。プライベートウィンドウも装備し,左側面には赤外線ポートを搭載。右側面に付いているスロットは「FOMAカード」を入れるものだという。「Bluetoothは載っていない」(同社説明員)仕様で,載せたとしても赤外線機能を置き換えるのは難しいのではないかという。

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 液晶を含めて各部が少々大ぶりになっているが,基本デザインはP503iSと同等だ。ただし,試験サービス時の端末は,「10月1日の本サービス時にはモデルチェンジする可能性が高い」(同社説明員)とも。

実はデータタイプのほうが売れる?

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 写真は,データタイプの「P2401」。重さは50グラム程度,最大通信時の消費電力は2500mW程度だという。音声通話型の端末と異なり,データタイプには大きめのアンテナが付いているが,「PCからのノイズが乗るため,アンテナが必要。外部アンテナも接続できる」(同社説明員)という。アンテナの脇にあるスロットが,外部アンテナ接続用のものだ。FOMAカードは,右脇から装着する。

 先日募集が行われた試験サービスでは,ビジュアルタイプが1番人気だったが(5月18日の記事参照),10月1日から始まる本サービスでは「カードタイプのほうが売れそう」(同社説明員)だと予想する。製造コストは,データタイプのほうが低くなるためだ。

[斎藤健二,ITmedia]

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