J-フォンのJava端末,6月には3〜4機種登場

J-フォンはビジネスシヨウにて,Java対応の「J-SH07」を大量展示。「うらら」をはじめ,Javaコンテンツをアピールした。

【国内記事】 2001年5月22日更新

 J-フォンは5月22日から東京・ビックサイトで開催されている「ビジネスシヨウ 2001 TOKYO」にて,Java対応端末とコンテンツのデモンストレーションを行っている。

発売が心待ちな,最強端末「J-SH07」

 J-フォンのJava対応の1号機は,シャープ製の「J-SH07」だ。発表はされたものの(4月17日の記事参照),発売は6月中。以下のように,強力な機能を数多く搭載する。

  • 6万5536色表示半透過型TFT液晶搭載
  • 11万画素CMOSモバイルカメラ搭載
  • Java対応(3Dポリゴンエンジン,2Dスプライト)
  • FM音源16和音対応

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 モバイルカメラもTFT液晶も,スペック上の変化はないものの「従来機(J-SH06,J-SH05)から微妙にバージョンアップしている」(シャープ説明員)という。

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端末頂上部にカメラが付いたことで,カメラの使い勝手が向上した。写真は展示ブースで撮影したものを表示したところ

Java用のメモリ容量は400Kバイト

 J-フォンのJava仕様では,Javaプログラムサイズを30Kバイト程度としているが,「端末側で特に30Kバイトに制限しているわけではない」(J-フォン説明員)という。NTTドコモのiアプリの「スクラッチパッド」に当たるローカルストレージ「レコードストア」の容量も合わせて,合計40〜50Kバイト程度に抑えて製作しているのが実情だ。

 「30Kバイトを多少オーバーしても大丈夫」と同社説明員が語るとおり,融通が利くのは開発者にとってはメリットとなる。しかもJ-フォンのJavaは,さまざまな端末ハードウェアにJavaアプリからアクセスできる自由度の高い仕様だ(4月17日の記事参照)。

 ただし,これらのメリットを享受できるのは公式コンテンツ製作者のみ。J-フォンは当初Java仕様を一般公開する予定はなく,しばらくの間は公式コンテンツのJavaアプリだけが登場することになる。現状では,セキュリティレベルごとにAPIが用意されているわけではなく,一般のJavaアプリが登場する時にこれらの解決策が必要となるだろう。

 J-SH07は,Javaアプリ,映像,着信メロディ用に400Kバイトのメモリを搭載している。上記の容量でいえば,Javaアプリだけで8本程度は保存できる計算になるだろう。

 現在のところ,Java対応端末として発表されているのはJ-SH07だけだが,「来月には3〜4機種発表できる予定だ」(同社説明員)という。J-SH07以外にも,J-フォン向けと思われる端末が数機種,3月から4月にかけてTELECを通過している。

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Java対応機には,セガの「うらら」を使ったJavaコンテンツ「通話シチョーリツ」がプリインストールされている。100Kバイトもの容量があるリッチコンテンツだ(拡大画像

[斎藤健二,ITmedia]

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