「FOMA」,約8割が利用したい──gooリサーチ

明日,5月30日からNTTドコモがFOMAの試験サービスを開始する。インターネット上で行われた調査の結果,約5割がFOMAを認知しており,iモードユーザーの9割が“使ってみたい”と思っていることが明らかになった。

【国内記事】 2001年5月29日更新

 5月29日,エヌ・ティ・ティ エックスと三菱総合研究所は「携帯電話に関する調査」の結果を発表した。それによると,NTTドコモの次世代携帯電話「FOMA」に関して「現在と同じ月額使用料ならば利用したい」と答えたユーザーが8割にのぼった。

約半数がFOMAサービスを認知

 調査結果によると,約50%のユーザーがFOMAが開始されることを知っており,試験サービス開始エリアに当たる東京,神奈川地区では特に認知度が高い。ただし,FOMAの通信速度などの内容に関しては,認知度は3割程度にとどまっている。

 またFOMAへの利用意欲は軒並み高く,特に現在iモードを利用しているユーザーの場合,約9割が利用してみたいと答えている。

次世代携帯電話に求めるのはロケーションサービス

 次世代携帯電話のサービス,機能の利用意向については,「ロケーションサービス」について約4割が“利用したい”と回答している。続いて「テレビ電話機能」が3割,「音楽ソフト配信サービス」「映像ソフト配信サービス」は約2割が利用したいと答えた。

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 ロケーションサービスとは,携帯電話の所在を把握し,その居場所に応じた情報を提供するサービス。位置情報の利用とも呼ばれる。既にJ-フォンやauのcdmaOne携帯電話,各社PHSでは位置情報を利用したコンテンツを提供している。

 ロケーションサービスで知らせてほしい情報に関しては,「交通機関の事故情報」が48.6%のユーザーに支持された。続いて「予約状況やメニューなどのレストラン情報」が37.5%と高く,趣味嗜好に関する最新情報や宿泊場所情報,交通機関の空席情報も3割以上のユーザーが知らせてほしいと感じている。

意外に重要な目覚まし時計機能

 興味深かったのは「携帯電話,PHSとのかかわり方」についての調査結果だ。10代と20代の女性では,「携帯を忘れたときは不安になる」という返答が50%を超えている。同時に,「携帯電話を目覚まし時計にも利用している」と答えたのも10代,20代の女性が多く,10代の女性では60%以上に上っている。

 また,携帯電話,PHSの買い替えサイクルは平均で1.4年。若年層になるほどサイクルが短く,10代男性では0.8年という結果となった。

 今回の調査は,1月18日から2月2日までインターネット上の一般参加型調査として行われた。有効回答者数は7736名。

[斎藤健二,ITmedia]

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