Bluetoothのセキュリティはこうなっている

【国内記事】 2001年6月4日更新

 Bluetoothを利用して携帯電話とPCを接続する……というと,いったいセキュリティはどうなっているんだ? 思うことだろう。

 なにしろBluetoothは電波を使う。電話が鞄の中にあろうと隠されていようと,多少の壁など突き抜けて数メートル先まで通信できてしまうのだ。無線LANなどと異なり,さまざまなBluetooth機器を簡単に使えるようでは困ってしまう。「自分の携帯電話が他人のPCから利用されないだろうか?」と不安に思う人もいるかもしれない。

初回の接続時にはパスキーが必要

 Bluetooth機器は,1つずつ異なる「機器アドレス」を持っている。この機器アドレスを使って,各機種の識別を行う。そしてパスキーと呼ばれる数列で認証が行われる。

 最初の接続時に,携帯電話側でパスキーの入力を求められるので,適当な数字を入力する。続いてPC側でパスキーの入力を求められるので,同じ数字を入力すれば認証は完了だ。

 いったん認証が完了したら,「登録機器情報一覧」という形で記憶されるので,次回からは認証の必要なく接続が可能だ。

 Bluetooth対応携帯電話の認証は,こんな形になっているので,電波が届くからといって他人に使われてしまうことを心配する必要はない。

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携帯電話側には自由に変更できる自機名称と機器アドレスが設定されている

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最初にBluetooth機器の探索が行われ,発見した機器と接続するにはパスキーの入力が求められる。ここで入力する数字は何でもいいのだが……

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続いて接続する相手先でもパスキーを入力する。先ほどのパスキーと同じ数字を入力しなくてはいけない

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いったん認証が終われば,相手の機器は登録される。次回からの接続には認証は必要ないし,登録されている機器以外からの接続はできなくする設定もできる

[九条誠二,ITmedia]

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