SCEI,プレステ2にJavaを搭載PS2にJavaが搭載されることが,SCEIから本日発表になった。その可能性と今後の展開を探った。
ソニー・コンピュータエンタテイメント(SCEI)は6月5日,「プレイステーション2」(PS2)にJava VMを搭載することを発表した。2001年末をめどにJavaプラットフォームで開発されたアプリケーションが利用できるようになるという。 採用されるJavaは「J2EE」(Java 2 Enterprise Edition)であり,iアプリで採用されている「Java 2 Micro Edition」より高機能なもの。Javaとしては全ての機能を利用できる「最上位版」となる。 どのようなサービスが今後利用できるのか,SCEI側で具体的には明らかにしていないが,iアプリをダウンロードしてPS2で遊ぶことなどが考えられる。実際,「携帯電話で利用できるようなアプリケーションは,全て利用できるようにしたい」(SCE広報)と話すとおり,Java搭載PS2がiアプリに対応することはほぼ間違いなく,また6月以降の開始が予定されるJ-フォン,KDDIのJavaサービスにも対応していく可能性もかなり高そうだ。 またJavaを使うことにより,データをコンポーネント単位でネットワーク上でやり取りすることが可能になる。これにより,Javaを使用したネット対戦ゲームなども登場するだろう。さらにSCEIによると,Javaの開発元である米Sun Microsystemsは,カンファレンスの「Java One」においてPS2でチャットを行うサービスのデモを行っているという。Javaによってこうしたネット上のやりとりが可能になり,ネットワークゲームにとどまらないコミュニケーションが今後実現されるだろう。 PS2に搭載する手段としてはネットワークからダウンロードする方法やあらかじめ販売前にPS2に実装する方法が考えられるが,今回の発表では具体的な方法は明らかにされなかった。 なおJavaアプリケーションをPS2で利用するには,ハードディスクドライブ(HDD)やネットワーク機能が必要になる。PS2用のHDDは,国内で7月に発売が予定されている(2月21日の記事参照)。 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |