2000年,第4四半期のアジア・パシフィックの携帯電話端末販売台数は3,577万5千台──ガートナーグループ調査

ガートナーは2000年第4四半期のアジア・パシフィックの携帯電話端末販売台数が3,577万5千台だったと発表した。中国,インドを中心に市場の拡大が続いている。

【国内記事】 2001年6月7日更新

 日本ガートナーグループのデータクエスト部門は6月6日,アジア・パシフィックにおける2000年第4四半期の携帯電話販売台数が3,577万5千台であったと発表した。日本の販売台数は1,080万6千台,その他アジア・パシフィックは2,496万9千台となっており,日本を除くアジア・パシフィック諸国では,中国,インドなどにおいて新規加入が続伸しているという。

【2000年第4四半期の日本の携帯電話端末市場】
ベンダー 販売数 (千台) シェア
パナソニック 2806 26%
NEC 2670 24.7%
三菱電機 1636 15.1%
シャープ 1178 10.9%
三洋電機 685 6.3%
その他 1831 17%
合計 10806 100%

【2000年第4四半期のその他アジア・パシフィック携帯電話端末市場】
ベンダー 販売数 (千台) シェア
ノキア 4810 19.3%
モトローラ 3970 15.9%
サムソン 2036 8.2%
エリクソン 1900 7.6%
アルカテル 1365 5.5%
その他 10888 43.5%
合計 24969 100%

 ベンダー別シェアでは,日本はパナソニックが26%と首位を維持。モバイルインターネット利用の拡大に伴う折り畳み式端末の人気が上がったことから第2位のNECが健闘,折りたたみ式端末を早期に投入したことでシャープ,三洋電機もシェアを拡大したとガートナーでは分析している。

 その他アジア・パシフィックのベンダー別シェアは,インド,オーストラリア,シンガポール,フィリピン,香港でノキアがトップシェアを獲得する一方,モトローラが中国で販売を伸ばしている。またシーメンスも中国でシェアを伸ばしており,台湾ではアルカテルが好調だという。

 データクエストは,今後,日本市場においては引き続き音声専用端末からモバイルインターネット端末への買い換え需要が市場を支え,Java搭載端末などの高機能・高価格端末への買い換えも徐々に広がると分析している。その他のアジア・パシフィック諸国では,引き続きプリペイド端末などのエントリー・モデルの販売が伸びると同時に,一部の国では,端末の価格次第でWAP方式によるモバイル・インターネット端末への買い換え需要が惹起されると予想している。

[ITmedia]

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