新カシオペア「BE-300」はミドルレンジ価格帯PDAの新ライン

【国内記事】 2001年6月26日更新

 カシオ計算機が今秋発売を予定している新しいPDA「BE-300」は,同社PDAのミドルレンジ価格帯における新ラインナップとして登場する。

「BE-300」は,CPUにVR4131 166MHzを搭載,組み込み型Windows CE 3.0を採用したPDA。3万2768色,320×240ピクセルのカラー液晶とType IIのコンパクトフラッシュカードスロットを備えている。サイズは121×76×17.9ミリ,重さは167グラム。

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「BE-300」製品写真 (最終仕様とは異なる)

 同社広報は「これまでのカシオのPDAは,「E-750」などに代表される500ドル台のハイエンドモデルと,独自OSを搭載した100ドル台のローエンドモデルの2つのラインが中心となっていた。「BE-300」は,PIMの基本的な機能を搭載しながらカラー液晶を備え,価格帯は300ドル台というミッドレンジモデルの新ラインとして投入する」という。

 また,組み込み型のWindows CE 3.0を搭載した理由について,「組み込み型Windows CE 3.0を搭載することで,PIMとして必要な機能のみを載せることができ,コストを抑えることができる。「BE-300」には,Pocket WordやPocket Excelおよびマイクロソフト純正のPIMなどはバンドルされていないが,カシオ独自のPIMソフト,サードパーティ製のメーラーやブラウザを搭載しており,ミッドレンジのPIMとしては充分な仕上がりになっている」と話している。

 同社では,「BE-300」用のアプリケーションとして,カラー液晶画面やハードウェアの性能を活かしたビジネス,エンタテインメント系ソフトウェアを独自のGUIで用意する予定であるとしている。また,「BE-300」の開発環境を用意,国内外のベンダーに開発を働きかけており,米国ではSocket,IntraNet Solutions,Audibleが開発を表明している。

 同製品は,6月26日からニューヨークで開催されるPC EXPOで展示され,9月から北米で,日本でも今秋から発売される予定となっている。米国では300ドルを切る価格で発売される予定だが,日本では「3万円台〜4万円台の価格を実現させたい」(カシオ広報) という。

[後藤祥子,ITmedia]

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