J-フォンとiモードメールはどこが違う?(1/2)迷惑メールがどんどん届く,料金が高い! 受信できる文字数が少ない,届かない! と悪評ぷんぷんのiモードメール。ドコモとて,さまざまな手だては講じているハズなのだが,ことメールに関しては他キャリアのサービスに軍配があがる。とりわけ,J-フォンはメールに関しては評判が高い。いったいJ-フォンとiモードのメールとはどこがどう違うのだろうか?
携帯電話へ送られる迷惑メールが問題になっている。しかし,すべての通信キャリアのメールが不評なわけではなく,その多くはiモードメールに対するもの。そしてこれは,ユーザー数が最大のドコモならではの“有名税”とは言えないようだ。 「だって,J-フォン使ってる友だちから聞いたんだけどぉー,J-フォンはもともと受信が無料だっていうじゃん?」 たしかに,J-フォンは藤原紀香を起用したCMで「メールを見るのにお金のかからないケータイ」をアピールしている。メールを見るのに,かたや有料,かたや無料となれば,約2470万人(6月24日現在)のiモードユーザーも心中おだやかではいられないのは当然だろう。 「メール見るのにお金のかからないケータイ」,J-フォンのメールの仕組みを分かりやすく紹介していこう。(ここでは,主にJ-フォン東日本・関東甲信エリアでの料金・設定方法に基づいて説明していく) J-フォンメールは受信無料J-フォンのメールは大きく分けて,スカイメールとJスカイロングメールの2種類がある。 スカイメールは,ドコモの「ショートメール」に相当する文字メッセージサービスだ。全角64文字までのメールを,携帯電話やPCに送信できる。ただし,Eメールの受信に関しては,月額料金が別途かかる。ショートメールとの比較は下の表を参照してほしい。
利用するにはスカイメール対応機が必要だが,現行ラインアップはすべてスカイメールに対応している。送信文字数は64文字とやや少ないが,受信は192文字まで可能。友だちや恋人へのちょっとしたメッセージのやり取りなら,スカイメールで充分といえるだろう。
電話番号と任意のアドレスの両方で受信可能スカイメールは基本的に電話番号を指定して送信するが,Eメールオプションを申し込めば別途任意のアドレスを設定することもできる。携帯の電話番号を知られたくない相手には,このアドレスを教えておけばメールがやりとりできるわけだ。 任意のアドレスに変更後は,電話番号宛に送られてきたメールを「受け取る/受け取らない」が設定できる。iモードの場合は任意のメールアドレスに変えてしまえば,電話番号宛のメールは受け取れなくなるが,J-フォンの場合は電話番号宛のメールを受け取ることも可能だ。 設定はJ-フォンのサイト上ででき,オリジナルアドレスの設定とともに,「受信を許可するアドレス」「拒否するアドレス」を10件まで指定できる(指定拒否,指定受信はどちらか一方のみ選べる)。ドメインごとの指定もできるので,始終DMを送ってくるフリーメールアドレスをドメインごと受信拒否する……という利用方法も可能なわけだ。 ロングメールも192文字までは受信無料一方Jスカイロングメールは,送受信文字数を大幅に拡大したメールサービスだ。J-フォンのロングメール対応端末やEメールへ,3000文字までの送信ができる。送信だけなら月額使用料は無料。 ロングメールを受信した場合,いきなり全文が届くわけではなく,最初に件名・送信者・メッセージの一部(全角192文字)が「ロングメール通知」として無料で受信される。ユーザーは全文読む必要があるメールだけを改めて受信しにいけばいい(全文受信は8円/1件)。もちろんいちいち確認してから受信するのが面倒くさいというのなら,最初から全文受信するようにも設定できる。 ロングメールの受信には,月額200円の「ロングメールEメールサービス」の申し込みが必要。申し込むと,3000文字までの受信や,添付ファイルの受信ができるようになる。ロングメールEメールサービスを申し込んでいれば,自動的にスカイメールのEメールオプションも利用できるようになっている。 送信1件8円,192文字を超える受信1件8円は高いように感じるが,iモードメールの場合,だいたい250文字のメールで送信4.2円(受信2.1円)とされている。文章が長くて2通に分ければすぐに8円を超える。J-フォンが必ずしも高いというわけではない。 64文字までの短いメッセージをJ-フォンユーザー相手に送るのなら,送信一通3円で済むスカイメールが便利だ。ほかの携帯電話やPCに送信する場合も,文字数が少ない場合はスカイメールのEメール送信から送ることができる。 モバイルショップ
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