KDDI,ezplusのJava仕様を公開ezplusのJava仕様が公開された。ただし,その内容は公式コンテンツとして提供されるezplusに限ったもの。仕様書に従ってアプリケーションを作成しても,KDDIのチェックなしには端末にダウンロードすることはできない。(7月後半に入って,一般のアプリケーションもダウンロード可能になった)
KDDIは7月4日,Javaサービスezplusの仕様を公開した。「EZweb Factory」から,「ezplusプログラミングガイド」「利用可能絵文字表」「ezplus API一覧」などのPDFをダウンロードできる。 公開されたものの一般に作成したアプリは利用不可KDDIのJavaサービスezplusは,サーバからJavaアプリケーションを端末にダウンロードできるもの(6月25日の記事参照)。本日からサービスが開始されている。 ezplusの仕様が公開されたことで,一般の開発者でもJavaアプリケーションを作成できるが,現段階ではそれを対応端末にダウンロードすることはできない。ezplusは端末内のデータにアクセスできるなど,自由度の高さが特徴の1つ。だがJavaプログラムの悪用を防ぐために2種類のセキュリティレベルを設けている。 ezplusには「レベルA」「レベルB」の2種類があり,各種端末の情報やCメールを使ったアプリケーション間通信などは,「レベルA」のアプリケーションのみで利用できる。 ただし,レベルAのアプリケーションは,KDDIによるチェックが行われた上で,KDDI網内のサーバからのみ配布される。KDDIによると,「(ezplusの)立ち上げ時はレベルAのみ」であり,今回公開された仕様もレベルAに基づくものだ(4月12日の記事参照。 一般のユーザーが,端末にダウンロードできるezplusアプリケーションを作成できるのは,「レベルB」が始まってから。秋に予定されている「Phase2」に前後するタイミングになるという。 *8月16日補足:現在,既にレベルBは始まっており,一般のユーザーが作成したezplusアプリケーションを端末にダウンロードして動作させることができる。 ただし,レベルAもレベルBも端末には依存しない。現在発売が予定されているezplus対応端末は,日立製の「C451H」とカシオ製の「C452CA」だが(6月25日の記事参照),レベルBが利用できるようになった際には,これらの端末でも一般のezplusアプリケーションが利用できるという。 携帯向けJavaを一般に作成できるのはiアプリだけNTTドコモのiアプリ,J-フォンのJavaアプリ,KDDIのezplusと国内3キャリアのJavaサービスが始まった。それぞれ仕様には違いがあり,特に後発のJ-フォンとKDDIのJava仕様は,プログラムサイズやマルチメディア機能,端末内の情報が利用できるなどの点でiアプリより拡張されている。 ただしKDDIとJ-フォンのJava仕様では,ダウンロードできるのは“公式コンテンツ”として提供されているアプリケーションのみ。一般のユーザーや企業が自由にアプリケーションを作成できるのは,最も機能が制限されたiアプリだけだ。KDDIとJ-フォンは「一般に開発したJavaをダウンロードできるのは秋以降」と語っている。
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