私が“最薄ノートPC”「MURAMASA」を買った理由（3/3）

【国内記事】

2001年7月5日更新

どのような人に適したマシンなのか

　このような「MURAMASA」だが，どのような人に向いているのだろうか。

　ビジネスユースにおいては，ノートPCとしてA4フルサイズのシェアが非常に高い。しかし通常の重いA4ノートPCを持ち歩くのは厳しい。ハンドヘルドPCやPDAを使ってみたものの，それでは物足りないので困っているという声をよく耳にする。

　“ハンドヘルドPCではなくA4サイズがいいが，持ちやすく軽いほうがいい”というよう人にはたいへん魅力的であり，おそらく「2台目以降のマシン」として選択される可能性が高いノートPCになるだろうと思う。

筆者の使い方は？

　実際使っているモデルは，Office XPが付属しないモデル「PC-MT1-H1」である。主に利用しているのはテキストエディタ，画像加工アプリケーション，HTMLエディタ，ブラウザ，メールソフトなど。取材や展示会に赴いてデジタルカメラで写真を撮影し，CFカード経由でMURAMASAに取り込み加工。その場でレポートをエディタで書き，今度はP-inComp@ctを装着してメールで写真を添付して送信，という一連の作業を全てこのPCで行っている。また，運営しているサイトの更新を行ったり，出先で気になった情報を調べるのにも活躍中だ。

今後のモデルにも期待

　ちなみに現在発売されている「PC-MT1-H1/H1S」はコンシューマモデルであり，搭載されているOSはWindows Meである。ビジネスモデルも今後発売が予定されており，Windows 98SEを搭載した「PC-MT1-L1」は8月3日に，Windows 2000を搭載した「PC-MT1-P1」は7月27日に予定されている。

　しかし現在発売されているモデルにおいても，ブート機能を搭載したCD-ROMドライブを利用することでOSのインストールは可能だ。実際Windows Meの場合，リソースまわりが不安定であると感じるヘビーユーザの場合はWindows 2000をインストールして利用するケースも出ているようである。

　また，2002年1月31日までに購入したマシンに関しては，Windows XPへのアップグレードを7000円で行えるキャンペーンも実施されている。

　駆け足で見てきたが，最後にいえるのは何よりもまず「体感」してもらいたいマシンであるということだ。今までのノートに持っていたイメージをある意味覆す新鮮さを感じる素晴らしい製品だ。

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[小田嶋絵里，ITmedia]

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