カタログには載っていない「J-SH07」情報(1)遅ればせながら,J-フォンのJ-SH07を細かく見ていこう。モバイルカメラに関しては,「FOMA P2101V」の参考写真も掲載した。
6月22日にJ-フォン東日本から発売されたシャープ製のケータイ「J-SH07」ははまさに“最強端末”。6万5000色表示のTFT液晶にカメラが付いているだけでも魅力的なのに,Javaは動くし,3Dポリゴンだし……と,これ以上はないだろう! というほど機能満載だ。 J-フォンの最新端末としては,何1つ見劣りするところはない。着信メロディ用に16和音のFM音源+サンプリングサウンドを搭載し,カラオケも可能。位置情報サービスであるステーションにも対応している(スペック表などはこちらを参照)。 J-SH07の最大の特徴であるJava機能に関しては,以下の記事を参照してほしい。ここでは,Java以外の各機能を見ていく。
見やすさを求めるならJ-SH07に決まりJ-SH07の魅力の1つはやはりTFT液晶。基本的には「J-SH05」に搭載されていたもの(2月27日の記事参照)だが,完成度が非常に高い。 半透過型を採用しているため,直射日光の下でも視認性が高い。“半透過型”をうたっていても,野外では表示が真っ黒になってしまってほとんど何も見えなくなる携帯も多いが,J-SH07は暗いところから明るいところまで,くっきりはっきり表示される。 これまでもシャープ製の端末には,オリジナルフォント「LCフォント」が搭載されていたが,J-SH07では字体を太くした「LCフォント.C」が採用されている(5月30日の記事参照)。シャープが液晶用に開発しただけあって,こちらも視認性は抜群。1つの文字に使われる縦横のピクセル数が同じでも,ほかの携帯電話よりも一回り大きく見えるのはLCフォントのおかげだ。J-SH07では太さの違った3種類のフォントが選択できる。
撮影しやすいモバイルカメラこれまで「J-SH04」「J-SH06」「J-SA03」とモバイルカメラ付きの携帯を出してきたJ-フォンだが,それらに比べてもJ-SH07のカメラは優秀。 1つには,カメラの取り付け位置が頂上付近なため,携帯を普通に持てばそれだけでカメラが相手のほうを向くこと。そして液晶が6万5000色表示できるため,しっかりとプレビューできるのがありがたい。 カメラに使われているCMOSセンサーの受光感度がそれほどないためか,プレビュー画像はフレームレートも低く,かなりブレるなど,TFT液晶の高応答性は体感できないが,それを差し引いても快適だ。 カメラ付き携帯電話で撮影した写真をメールに添付したものを,J-フォンでは「写メール」と呼んでおり(6月15日の記事参照),発表済みのJava対応端末にはすべてモバイルカメラが搭載される(6月14日の記事参照)。カメラはJ-フォンのハイエンド機種の標準仕様とでも呼べるものになっている。 カメラを内蔵した携帯といえば,J-フォンのほかにももう1つ,NTTドコモのFOMA端末がある(6月29日の記事参照)。「FOMA P2010V」のカメラで撮影した映像と,J-SH07の画像を比べてみた。 P2102VのカメラはCMOSセンサー11万画素と,スペックこそJ-SH07と同等だが,動画に強いのが特徴。テレビ電話のカメラとしても利用するだけに,ほとんどブレることなくプレビュー画像が液晶に表示される。また,動画を録画できるのもP2101Vの特徴だが,残念ながらメールに添付して送れたのは静止画のみだった。
次回は,メモリダイヤルやスケジュール機能など内蔵ソフトウェアを中心にお伝えする(8月2日の記事参照)。 [九条誠二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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