東芝,CFスロットとSDカードスロットを備えたPocketPCを発表

東芝は2種類の拡張スロットを備えながら,180グラムという軽量を実現したPocketPC「GENIO e」を8月20日から発売すると発表した。

【国内記事】 2001年7月16日更新

 東芝は7月16日,コンパクトフラッシュTypeII(CFスロット)とSDカードスロットの2つの拡張スロットを備えたPocketPC,「GENIO e」を発表した。

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側面と上部。側面のパネルは取り替え可能。さまざまな色のパネルが用意される。本体上部には左からステレオヘッドホン,CF,SDスロット,スタイラスが並ぶ

軽量,高速,大きな拡張性

 CPUには「iPAQ PocketPC」などと同じ,StrongARM/206MHzを採用。ディスプレイには3.5型のフロントライト付き反射型TFT液晶を備える。6万5536色表示が可能だ。

 バッテリーには東芝製となるアドバンスドリチウムイオンバッテリーを採用。連続8時間動作し,連続通信時間は2時間。

 本体重量は約180グラム。iPAQと同じ重さだが,ジャケットを装着したiPAQが約250グラムなのを考えると,2つの拡張スロットを備えてこの重さは魅力的だ。

SDカードスロットではBluetoothを利用可能

 SDカードスロットはSD/IO規格に対応しており,東芝が秋に発売予定の「Bluetooth SDカード」や,開発検討中のカメラカード,LANカードなどを利用できる。

 また,iPAQなどでは別途ダウンロードが必要だった「Windows Media Player 7.1」を標準搭載し,音声だけでなく,MPEG-4やWindows Media 8形式の動画を再生できる。スリー・エー・システムズの辞典ソフト「辞スパ(英和,和英,国語辞書)」が本体のROMに内蔵されているのも特徴だ。

 本体の左右には滑り止めのサイドパネルが付いているが,こちらは交換も可能。東芝から赤,黄,黒,緑の交換用サイドパネルが発売される。また,ターガスから折りたたみキーボードの発売も予定されている。

 GENIO eには2モデルが用意され,標準モデルの「GENIO e550」は8月20日発売予定。価格はオープンプライスで予想実売価格は7万円前後。日本IBMのCF型HDDである1Gバイトの「Microdrive」をセットにした「GENIO e550/MD」は9月下旬発売予定で,予想実売価格は10万円前後となる。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 GENIO e550
プロセッサ StrongARM/206MHz
メモリ(RAM) 32Mバイト(SDRAM)
メモリ(ROM) 32Mバイト(Flash ROM)
インタフェース CFカードスロット,SDカードスロット,ステレオヘッドホンジャック,クレードル接続ポート,赤外線ポート
液晶 3.5型反射型カラーTFT液晶(6万5536色表示)
電源 アドバンストリチウムイオン充電池
バッテリ駆動時間 最大約8時間
サイズ(幅×高さ×厚み) 77×125×17.5ミリ
重量 約180グラム

[斎藤健二,ITmedia]

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