イーレッツ,600タイトル以上のPCゲームが立体的に見えるメガネセットを発売イーレッツは市販のPCゲームソフトを立体視可能なメガネ,およびドライバのセット「ビューティフル3D」(ビューティフルサンデー)を9月上旬より発売する。
イーレッツは8月23日,600タイトル以上(海外タイトル含む)の市販PCゲームソフトを立体視可能なメガネ,およびドライバのセット商品「ビューティフル3D」(ビューティフルサンデー)を,9月上旬より発売すると発表した。価格はオープンプライスで,店頭予想価格は7800円。
これは専用のグラフィックドライバによりディスプレイ画面を左右の視差をつけて1秒間100回以上のペースで交互に切り替え,この切り替えと同期して左右の見えが切り替わるメガネをかけることで立体視を実現させるセット。ほかにPCとメガネをつなぐケーブルなどが付属している。
対応するのはnVIDIA製グラフィックチップ(RIVA TNT〜GeForce3)を搭載しているPC。画面は垂直走査周波数(リフレッシュレート)が120Hz以上のCRTディスプレイを推奨している。OSはDirectX 8がインストールされたWindows 95/98/Meに対応(Windows NT/2000非対応)。なお液晶ディスプレイでは使用できないので,注意が必要だ。 ゲームの方はDirect 3D,Open GLのいずれかのAPIに対応しているのが条件で,DirectX 8以上で動作することが必須となっている。これに対応していても,Windowsモードで動作するゲームソフトは立体視できないという。 ゲームによっては立体視がハマる!「一番しっくりくるのはレーシングゲームなど。景色や木などの奥行きが出るほか,マシン同士の距離感が出てきて面白い」(イーレッツ)。今回筆者もレーシングゲームを試してみたが,確かに奥行きが出て画面が雄大な感じになっている。また走行中の地面,道路に段差ができるので,実際に「走っている」という気分をかき立ててくれる。クラッシュしたときなどはガードレール下に“落ちそう”な感じがいい。普通にプレイするよりも,迫力あるゲームに生まれ変わっている。 ただし注意点もある。「立体かどうかというのは,ゲームが元々持っている3D情報にもとづいている。ところがゲームによっては,全てのグラフィックが3Dで書かれてはいないこともあるから,メガネをかけると違和感が生じるものもある」(イーレッツ) 例えば飛行機のゲームで,遠くの景色を2Dで書いているために,メガネをかけると“壁”があるように見えてしまようなものもあるという。「こうした,どのゲームが立体視に適しているかという情報は,自社Webページ上で公開していきたい」(イーレッツ) 今までの立体ゲームとどこが違うか「これまでもこうしたサービスはあったが,“特定のゲームに対応した特定のメガネセット”という趣きが強かった。今回ビューティフル3Dは,より多くのゲームに対応するのがポイントだ」(イーレッツ) ゲームによっては奥行きをそれほどつけないほうがいいものもあるが,そうしたゲーム間の調整ができるよう,視差を調節して奥行きを増減させることも可能。より多くのゲームに対応できるつくりになっている。 今後は多くの人に体感してもらうため,秋葉原などでデモコーナーを設けていく予定。ほかにも立体視を体感できるような,視差をつけた2枚の絵などの販促ツールも市場に配布していく予定だという。 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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