写真で見る「N503iS」──TFT液晶の威力

N503iSは背面液晶に加え,メインディスプレイをTFT液晶に変更した正常進化型の端末だ。細かなところでも改良が図られている。

【国内記事】 2001年8月27日更新

 NTTドコモの「N503iS」が8月27日,関東甲信越地方で発売された。未だに人気トップを走る「N503i」の,さらなる改良機として登場した本端末は,どのくらいの性能を持っているのだろうか?

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スマートさを増したボディ

 N503iSのボディカラーは3色。エトワールゴールド,グランブルー,ソワールチタンと青系統の色が多く,印象は明るく鮮やかめ。N503iの人気色,インディゴと比べると軽快感が増した。

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N503iとならべてみた。基本デザインは変わっていない。折りたたみとしては完成形なのだろうか

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N503iとならべると,2ミリほど厚くなっている。“背面液晶搭載のため”かと思いきや,ボディ部のほうが厚くなっているのが写真でお分かりだろうか? 重量配分も変更され,開いた状態で置いてもN503iSは倒れることがない

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写真はすべてグランブルー。色見は鮮やかながら,「210iシリーズ」とは違う,「503iシリーズ」ならではの重厚感が漂う

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先日発売された富士通製の「F503iS」と並べてみた(8月14日の記事参照)。両機種ともに背面液晶を搭載し,アンテナの配置も同じ。F503iSには背面液晶の表示項目を変更するボタンが付いているが,N503iSのほうが液晶自体は大きい

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ダイヤルキー周りはN503iから大きな変更はない。ただし「Menu」ボタンを2度押しすると「オリジナルメニュー」にジャンプするなど,機能面ではより使いやすく改善されている

鮮やかでくっきりとしたTFT液晶

 ディスプレイはN503iと同じく4096色カラー表示ながら,TFT液晶の採用により大きく視認性が変化した。より鮮やかにくっきりとした画面になった。

 液晶のバックライトは低輝度,中輝度,高輝度から選べる。この高輝度の明るさは相当なもの。ちょっとした懐中電灯代わりになるくらいだ。また,「5」キーの長押しなどでバックライトを「オフ」にしても,バックライトは微点灯している。

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N503iと並べて文字を表示したところ。表示文字数やフォントに変更はない。しかしN503iSと並べると,まるでN503iのバックライトが点いていないかのようだ

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Webブラウザの機能はほぼN503iと同等。縮小表示もこなすし,テーブル,JPEG画像の表示も可能だ(拡大画像

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さすがに4096色表示なだけあって,これだけ微妙なグラデーションが多いと6万5000色カラー液晶との違いも出てくる。しかしN503iと比較すると,純粋に“明るく,見やすく”なった(拡大画像

大きな背面液晶ではメールも読める!

 背面に設けられた背面液晶はかなり大きい。アナログ時計がしっかりと表示されていることを見ても,その実用性が分かる(8月22日の記事参照)。もちろんアナログ時計だけでなく,アンテナ感度や電池残量も表示されるデジタル時計表示も可能だ。バックライトはブルーに光る。日中は少々見にくいが夜間や屋内では活躍しそうだ。

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メールが届くと「メールが届いています」と表示される(上)。ところがそれだけではなく,メールを受信すると送信元のメールアドレス(名前)と題名が60秒間スクロールする。なんとメールさえも,本体を開くことなく重要なものかどうか確認できる

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メールはフォルダ分けが可能に

 受信したメールはフォルダ分けができるようになった。手動でメールを移動できるだけでなく,自動振り分けも可能。自動振り分けも,電話帳から選択するだけでなく,直接メールアドレスを入力することもできる。

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[斎藤健二,ITmedia]

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