凸版印刷，新コンテンツ配信事業「モバイルBitway (仮称) 」を11月に開始

【国内記事】

2001年8月29日更新

　凸版印刷は，11月より次世代モバイル環境に向けた有料コンテンツ配信の新事業「モバイルBitway (仮称) 」を開始すると発表した。現在同社はPCユーザーを対象とした有料コンテンツ配信を行っているが，今後，モバイルユーザーも視野に入れて事業展開の拡大を図る。

　「モバイルBitway (仮称) 」は，動画，音声などの大容量データの伝送が可能なブロードバンドモバイルビジネスに照準を合わせて展開されるサービス。動画，Java技術に対応した次世代携帯電話，携帯情報端末 (PDA) ，携帯ゲーム端末，カーナビなどの端末を対象にコンテンツ配信事業を展開するという。

　同社では同時に「ブロードバンド・モバイル・プロジェクト (仮称) 」を設立，サーバ運用から大手ISPへの販売代行まで総合的に流通サービスを提供するBitWay独自のビジネスモデルを強化していく。

　同社は今後，現Bitwayの大手ISP販路や店舗を活用したコンテンツ流通の仕組みなどと連動を図り，同一コンテンツをモバイル通信やPCなどで，複数のチャネルを通じて配信する独自の事業モデル「クロスチャネル・コンテンツ・アグリゲーション・サービス」を構築する予定。コンテンツホルダーには，販売ネットワークを提供するという。事業目標としては，2004年度までにコンテンツホルダー100社，コンテンツ数1万の獲得，モバイルBitwayの有料コンテンツビジネス単体で，2004年度までに20億円の売り上げ獲得を目指す。

[ITmedia]

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