素人でもiアプリを作成できる「SpicyDog Builder」――mobidec 2001スパイシーソフトは,一般に困難といわれるアプリ開発を素人でも行えるツールを開発している。
8月30日まで台場のホテルで開催された「mobidec 2001」において,スパイシーソフトの山田元康社長が講演を行い,開発中の携帯電話アプリケーション作成ツールの説明を行った。 「iモードが発展した理由は,誰もが誰にでもコンテンツを提供できたこと」。山田社長はiモードの成功についてこう断った上で,続けた。 「しかしiアプリでは,確かに動的なコンテンツは作れるが,簡単には作れなくなってしまった。iアプリを容易に開発できる環境を整えなければ,コンテンツは絶対集まらない」。山田社長は今後携帯電話の市場をより拡大させるためにも,Javaの知識のないデザイナーなどが,コンテンツ制作できるようなツールが必要であると訴えた。 コンテンツ開発期間は1日?スパイシーソフトが現在開発を進めているのが携帯電話用アプリケーション制作ツール「SpicyDog Builder」だ。これはJavaの知識がなくとも,PC上でアプリケーションを作成できるもの。同社は作成可能なコンテンツとして,「動く4コママンガ」「ニュースや天気などのリアルタイム配信」「動画コマーシャル」などを挙げている。
「デザイナーが通常使用しているツールと,全く同様に絵を描画することが可能」(山田社長)であり,描いた絵には容易な操作で回転などの動きをつけることができる。 「外注に出して2カ月かけて開発するより,皆さんの会社にいるデザイナーにこのツールを使ってもらえば,翌日には(iアプリの)コンテンツができる」(山田社長) 今後,9月中旬には“パブリックβ版”を無償でダウンロードできるよう公開し,年内には製品をトリワークスから販売する予定。「504iシリーズ」にも対応させるほか,J-フォン,auのJavaにも対応を予定しているという。 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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