FOMA本サービスの料金体系が発表FOMA本サービスでは3種類の「パケットパック」が用意される。通信料もプランによって1パケット0.2円から0.02円まで変動する。
NTTドコモは9月3日,10月1日から開始する第3世代携帯電話「FOMA」の本サービスの詳細を発表した。 サービスエリアは予定通り国道16号線内(都心から半径30キロ圏内)。料金体系は大きく見直され,すべての通信モードが一体として利用できる総合利用プランが用意された。端末は試験サービスで提供したものと同じ3機種が用意される。 その後のサービスエリアの展開予定や契約者獲得見通しについては,従来から変更ない(5月30日の記事参照)。
国際ローミングを見据えた料金プラン注目の集まった料金体系は大きく見直された。ポイントは以下の通り。
FOMAの料金プランには以下の6つが用意される。
FOMAデータプラン22を除くプランは「総合利用プラン」と呼ばれ,無料通信分は,音声通話のほか64Kbpsデジタル通信,パケット通信,ショートメッセージなどすべての通信モードで利用できる。 「基本的にすべてバンドルプラン。FOMAに関しては音声中心というよりも,モバイルマルチメディアの時代にふさわしい料金体系」(NTTドコモ常務取締役ネットワーク本部長,津田志郎氏) また10月1日から6カ月間,「利用促進,加入促進」(津田常務)という意味で,すべてのプランに無料通信分1000円が上乗せされる。 通信料は30秒課金に「今後の国際ローミングにあたっても円滑に通信ができるようにしよう」(立川社長)という観点の元,課金単位,時間帯区分などが欧米の方式に合うよう見直された。「(一般ユーザーにとって)平均的なところ」と津田常務が呼ぶプラン67の通信料は以下の通りだ。
ここで注意すべきは,通信料は30秒単位で課金されることだ。これまでのドコモの主な料金プランは“10円単位で課金”だったが,FOMAでは時間を単位として課金される。また,これまで「平日昼間」「平日夜間」「土日祝日」「深夜」に分かれていた時間区分も2種類に減らした。 「(通話については)現在のPDCと同水準になるように設定した。これに対して,TV電話を含むデータ通信の通信料はその1.8倍。これはネットワークの負担割合も含んで1.8倍という水準にした」(津田常務) パケット通信の課金体系は4種類パケット通信については,3つのパックプランが提供される。それぞれ必要となる定額料は無料通信分として利用できる。
試験サービス時からデータ通信の料金の高さが,指摘されてきたFOMAだが,パケットパック80を利用した場合「40万パケット(約50Mバイト)までは実質定額」(津田常務)という形に落ち着いたようだ。 “平均的”とドコモが言うプラン67とパケットパック20を組み合わせた場合,月額基本料金は8700円。無料通信分は6000円分となり,パケット代は0.1円/パケットと現行の約3分の1となる。 またショートメッセージの通信料は5円/回(速達通知の場合7円/回)と,現行のショートメールの料金体系と大差ない。 割引サービスは,「継続利用割引サービス」「いちねん割引」「ファミリー割引」などの各種サービスが適用され,現行の携帯・自動車電話からFOMAへ移行する場合は,契約期間が引き継がれる。 主な付加機能の料金は以下の通り。
[斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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