噂の新ザウルス「MI-E21」発売直前！ プレ速攻レビュー！――動画・音楽機能編（3/3）

MPEG-4形式ももちろんサポート

　「MI-E21」の動画再生は，Nancy形式だけでなく，「MI-E1」と同じMPEG-4形式もサポートしている。ザウルスはオフィシャルサイト「シャープスペースタウン」にある「CinemaTown」から直接MPEG-4の動画をダウンロードして楽しめるが，同様のサービスを「MI-E21」でも利用できる。

　インターネットに接続して動画をダウンロードする際には，1つだけ注意してほしい点がある。基本設定ではダウンロードしたデータはすべて本体メモリに格納されるようになっているので，大きいサイズの動画はメモリ容量が少ないとダウンロードすることができない。「インターネット条件設定」の画面を開き「保存先」でメモリカードを指定すれば，ダウンロードしたデータはメモリカードに保存されるようになる。

この設定画面で保存場所をメモリカードに指定しておこう

　設定が完了したらインターネットに接続してコンテンツダウンロードサイトにアクセスしよう。ダウンロードが終了すると「MOVIEプレーヤー」を起動するかという確認のダイアログが表示される。ここですぐに動画ファイルを開くこともでき，あとで開くことも可能。このあたりの操作については「MI-E1」と同様だ。

　しかし同じMPEG-4ファイルなのに「MI-E1」と「MI-E21」では再生のレベル向上がはっきりと分かる。まず音質が向上している。「MI-E1」では，かなり感じられたノイズがなくなっている。またフレームについても大変なめらかでコマ落ちも少ない。音声については断言できないが動画についてはCPUの高速化が図られたことが影響していると考えられるだろう。

写真で見るとほぼ同じで伝わりにくいが，実際の動作にはかなりの違いがある

　MPEG-4を録画するためには「MPEG-4ビデオレコーダーCE-VR1」を使うことになるが，このところ市場価格が1万9800円程度に下がり，買いやすい値段になった。後日公開予定の徹底レビューでは，さらに画質の詳細について製品版でチェックしようと思う。

　2日にわたってプレ速攻レビューをお伝えしたが，明日から製品がデビューし，自分の目で見て触れることができるようになる。レビューを参考に，実際触って確かめて判断してもらえればと思う。

3/3

[小田嶋絵里，ITmedia]

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