HPとRIM，「BlackBerry」用のモバイル印刷アプリケーションを共同開発

【国内記事】

2001年9月12日更新

　米Hewlett-Packard (HP）とカナダResearch In Motion (RIM) は9月11日，RIMのワイヤレス電子メール端末「BlackBerry」とHPのプリンタ用のモバイル印刷アプリケーション「HP Mobile Enterprise Printing」を共同開発すると発表した。

　「BlackBerry」は北米の10万以上の企業で活用されているワイヤレス電子メール端末（日本未発売）。「BlackBerry」と「HP Mobile Enterprise Printing」を組み合わせて使用すれば，移動先からでも会社のイントラネット内のネットワークプリンタ経由でメールやメールの添付ファイルを印刷できるという。「HP Mobile Enterprise Printing」は「Word」「Excel」「PowerPoint」やPDF，JPEGなどのフォーマットに対応すると共に，「BlackBerrry」のセキュリティ機能を高める。

　「HPとRIMは，モバイルインターネットを活用し，企業ユーザー，個人ユーザーの情報アクセスや印刷を容易にするという共通のビジョンがある。われわれは本日，情報を効率的に活用する手段をユーザーに提供する上で，大きな一歩を踏み出した」とHPのイメージング＆プリンティングビジネスのコネクティビティ担当副社長兼ジェネラルマネジャーGeorge Mulhern氏はコメントしている。

　またRIMの社長兼最高経営責任者Mike Lazaridis氏は「HPとRIMは『BlackBerry』の機能性を高めるワイヤレス印刷ソリューションの開発に力を入れている。『BlackBerry』のワイヤレスデータ通信と『HP Mobile Enterprise Printing』アプリケーションの組み合わせは，モバイルビジネスユーザーが移動先で入手した情報を最大限に活用できるようなパワフルなツールとなるだろう」と語っている。

　HPとRIMは，9月11日から13日までサンディエゴで開催されている「CTIA Wireless IT and Internet」のRIMブースで「HP Mobile Enterprise Printing」のデモを行っている。

　なお，「HP Mobile Enterprise Printing」は2002年初めに発売されるという。

[ITmedia]

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