“写メール”端末増殖中。180万台を突破

J-フォンの写メール端末は180万台を突破。まだまだ勢いは衰えない。また2002年6月に予定されている第3世代携帯電話についても,展示が具体性を帯びてきた。

【国内記事】 2001年9月19日更新

 J-フォン躍進の原動力が“写メール”なのは,衆目の一致するところ。19日から開催されているJ-フォン東日本ブースでは,写メールとJavaアプリに対応した端末に来場者が集まっていた。

写メール端末,180万台突破

 ブースのパネルには「写メール端末180万台突破!」が高らかに宣言。好調具合をアピールしている。「1カ月に20万〜40万台ずつくらい伸びている」(J-フォン説明員)ということで,年内の200万台突破も見えてきた。

 写メールの認知度は高く,9月3日に発表された「シンプルフォン」(9月3日の記事参照)の展示端末を前に,来場者が「これは写真は撮れるの?」と聞いていたのが印象的だった。

 本日,NEC製の新端末を発表したり(9月19日の記事参照),年内にはパケット通信やJavaのフェイズ2の導入を予定しているJ-フォンだが(8月7日の記事参照),ブースにはそれらに関する展示はない。

3Gに向けVodafoneとの連携を強調

 逆に強調していたのは第3世代携帯電話関係。ブースに展示されていた次世代携帯電話のモックは5月のビジネスシヨウで展示されたものと同じ(5月25日の記事参照)だが,サービス面などは方向性が見え始めてきた。

 W-CDMA方式においても,J-フォンの基本コンセプトは“コミュニケーション”。美しい静止画や動画などを送受信できるような形でJ-skyを拡張することを考えているという。

 USIMカード(用語)についてもパネルを設けて丁寧に解説。USIMカードを差し替えることで,同じ番号で複数の端末が利用できるといった基本的な使い方に加え,個人認証に用いることでコマース用途にも利用していきたいという。ただし「できるだけ最新のバージョンを使うため,(USIMカードのNTTドコモ版である)FOMA(のFOMAカード)とは互換性はないかもしれない」(説明員)とも。

 あまり注目は集めていなかったものの,多くのパネルを使ってアピールに努めていたのが,英Vodafoneについて。11月に合併を控えているJ-フォンに約40%出資することになっているのが,“世界最大”といわれる移動体通信キャリアのVodafoneだ。

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 Vodafoneは今期中に加入者が1億人を超えると予想されている,世界最大の通信キャリア。世界29カ国にグループ企業を展開しており,この中には日本のJ-フォンの1092万人も含まれている。

 J-フォンは第3世代携帯電話の導入に当たり,設備の共同購入などで世界的にVodafoneグループと協調していく。

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「明日を切り拓く巨人」と謳われるVodafone。国際的にはNTTドコモのライバルと目されている

[斎藤健二,ITmedia]

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