新型LOOXはAirH"内蔵──WORLD PC EXPO

新型のLOOXは大きくイメージチェンジ。AirH"を内蔵するほか,LOOX S,T共に液晶の解像度がアップしている。大幅な軽量化も実現した。

【国内記事】 2001年9月19日更新

 千葉・幕張メッセで19日から開催されている「WORLD PC EXPO 2001」の富士通ブースでは,Windows XPをプリインストールすると思われる新型の「LOOXシリーズ」が参考出展されている。

 「LOOX S」「LOOX T」ともに従来の「H"IN」に代わり,DDIポケットがサービスを開始している定額制データ通信サービスのAirH"機能を内蔵した「AirH"IN」モデルを用意している。「AirH"は申し込むコースによっては従来どおりのPHSとしても利用できる。これまでのH"INを包含したものだと捉えている」(富士通説明員)

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新型「LOOX T」。最大の特徴はドライブが取り外し可能になったこと。デザインは直線的なものに変更され,ある意味“LOOXらしさ”は減った

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新型「LOOX S」。AirH"のインジケータとオン/オフスイッチが左側面に付く。薄型LDCの採用により,ディスプレイ部分が薄いのにも注目

800グラム台を実現──LOOX S

 LOOX Sシリーズはマグネシウム素材の薄肉化や薄型LCD採用により「Crusoe搭載Windows PCとして世界最軽量」(富士通)の800グラム台を実現している。また,従来比約83%だという小型化も実現した。

 液晶は解像度がアップし「従来比約117%」(富士通)となっている。詳細は明らかではないが,1024×600ピクセルでちょうど117%となる。

 またLANポートはAirH"INと排他で,AirH"INモデルには搭載されない。CPUには“最新のTransmetaのCrusoe”としか明らかにされていない。

 内蔵バッテリーは3セルだが,大容量バッテリーを搭載することで最大9時間の駆動が実現するという。残念ながら従来のLOOXのオプションは使えない。

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LOOX Sのトランスルーセントモデルも展示

ドライブが取り外し可能に──LOOX T

 LOOX Tシリーズは,ドライブが取り外せるようになった。標準でCD-RW/DVD-ROMのコンボドライブが搭載されており,ダミードライブに交換することで1.3キロの重さを実現する。また増設用内蔵バッテリーパックに交換し,L型バッテリーを搭載することで最大約13時間の動作が可能。

 従来ディスプレイ部に配置されていたステレオスピーカーは,キーボード手前に移動され,その分液晶ディスプレイが縦に大きくなった。「従来比約128%」(富士通)ということだが,1280×768ピクセルでちょうど128%となる。

 LOOX TシリーズにもAirH"INモデルが用意され,こちらはAirH"の有無に関わらずLANポートが搭載される。CPUはLOOX Sと同じく“最新のCrusoe”としか明らかになっていない。

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LOOX Tシリーズ用の内蔵バッテリパック(L)と増設用内蔵バッテリユニット

[斎藤健二,ITmedia]

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