携帯とPCでIM送受信が行える日も近い？――「Wireless Village」携帯IM送受信の相互運用性実験に成功

【国内記事】

2001年9月20日更新

　スウェーデンEricsson，フィンランドNokia，米Motorolaが設立した，携帯電話向けインスタントメッセージ（IM）の共通仕様を策定する団体「Wireless Village」は9月19日，異機種間のIM送受信に必要な相互運用性実験に世界で初めて成功したと発表した。

　この実験はスウェーデンのKistaで，3機種の携帯電話をスウェーデンと米国に設置されている2種類のモバイルIMサーバにアクセスさせるという方法で行われた。この実験では，いずれの携帯電話端末もIMの送受信のほか，遠隔モバイルIMPS（Integrated Message Processing Server）への認証，プレゼンス情報の交換といった「Wireless Village」クライアント-サーバプロトコルの基本機能を正常に実行できたという。

　「Wireless Village」は携帯電話用IMの共通仕様の策定と促進を目的に2001年4月に設立された団体。策定された共通仕様が普及すれば，携帯電話端末の種類はもちろん，携帯通信ベース，インターネットベースのIMサービスを問わずIMの送受信が可能になるという。共通仕様は年内に発表される予定。

[ITmedia]

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