米Qualcomm，SMS対応の携帯向けCDMA2000 1xチップセットを発表

【国内記事】

2001年9月21日更新

　米Qualcommは9月20日，CDMA2000 1x携帯電話端末用のチップセット「MSM 5010 Mobile Station Modem」を発表した。

　「MSM5010」は，南北アメリカ，オーストラリア，ニュージーランド，アジアといったプリペイド端末の利用者が多い地域，または音声通話とショートメッセージサービス（SMS）に対応するCDMA携帯電話端末の普及が期待できる地域の携帯通信キャリアのニーズに合った低価格なチップセット。

　「MSM5010」は既存のチップセット「MSM5105」に互換性があるため，「MSM5105」を利用している携帯電話端末メーカーや携帯通信キャリアは迅速に対応製品を市場投入できるという利点があるという。

　「MSM5010」は，800MHz CDMA，800MHz CDMA/AMPS，1900MHz PCS CDMAに対応するので，あらゆる国々で利用できる。「MSM5010」のエンジニアリングサンプル，システムソフトウェアの配布は既に8月から始まっている。「MSM5010」をデュアルバンドの端末で利用できるようにするシステムソフトウェア「DMSS5010」は10月末までに発表されるという。

[ITmedia]

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