WORLD PC EXPO，携帯ネタのトップに立ったのは？

先週はPC EXPO，来週はCEATEC JAPAN。秋の展示会が続く。携帯電話はCEATECに注目!?

【国内記事】

2001年9月27日更新

Weekly Mobile Top10 9月20日〜9月26日
1位	三洋の有機EL携帯はau向けが有力──年内目標
2位	FOMA端末のスペックが発表──P2101Vはiアプリ30Kバイト
3位	新iモード端末「D503iS」と「SO503iS」，本日店頭デビュー
4位	ドコモブースで「SO503iS」「D503iS」に触ろう──WORLD PC EXPO
5位	新型LOOXはAirH"内蔵──WORLD PC EXPO
6位	脱線企画：水着だ！ 撮影会だ！ コンパニオン祭り2001
7位	ついにNECがPocket PC市場に参入！ 正式発表前のマシンをExpoで参考出展
8位	操作の簡単さはPalmデバイスっぽい？ カシオのPDA「ラジェンダ」がWORLD PC EXPO 2001で初公開
9位	ドコモ，ソニー製，三菱製の503iSを発表
10位	売れる条件を兼ね備えた端末「TS11」

　先週のアクセスランキングは，幕張メッセで行われた「WORLD PC EXPO 2001」の記事が独占状態（特集ページはこちら）。

　FOMAや「D503iS」「SO503iS」を抑えてトップに立ったのは，WORLD PC EXPOで展示された三洋電機の次世代携帯電話。しかし携帯電話メーカーで大きく端末の展示を行っていたのは三洋だけ。携帯キャリアの出展もNTTドコモとJ-フォン東日本の2社だけと少々寂しい。

　春のビジネスシヨウ（特集ページはこちら）を“ケータイが席巻”したのに比べると，携帯電話関連は盛り上がりに欠けた。

　開催中に，KDDIが次世代携帯電話の延期を発表したり（9月20日の記事参照），ツーカーのパケット端末の発表（9月19日の記事参照），J-フォンがJava端末を発表（9月19日の記事参照）するなどのニュースが相次ぎ，幕張に詰めていた我々も慌しい数日を過ごした。

　WORLD PC EXPO 2001自体の入場者も30万3619人と，昨年の36万9518人を下回り，Windows XPという“目玉”はあったものの，今ひとつ見どころに欠けたという印象だ。

1週間後に控えたCEATEC JAPAN 2001

　米連続テロ事件の影響で基調講演などを予定していた要人が来日を控えたこともあるだろうが，CEATEC JAPAN 2001がすぐあとに控えている，というのも新製品や新サービスの展示が少なかった理由の1つだろう。

　CEATEC JAPANは「コムジャパン」と「エレクトロニクスショー」が統合されたもので，エレクトロニクス機器，電子部品，情報通信機器の展示が中心。コンピュータ関連の展示はPC EXPOに比べて少ないが，携帯電話を含めた家電機器は多数の出展が予想される。

　FOMAを開始するNTTドコモはもちろん，12月に端末ラインナップを一新するKDDI，パケット端末を投入するJ-フォンと年末にかけて携帯電話の話題は尽きない。

　既にKDDIはCEATECで，

• ezmovie，eznavigation，ezplusのデモンストレーション
• 次世代サービス対応機のラインナップ展示
• マルチマッチングサービスの体験デモンストレーション

　などを行うと発表している。

　ブースによっては「PC EXPOには出せなかったが，CEATECでは展示するよ」と語ってくれたところもあり，10月2日からのCEATECに注目が集まる。

[斎藤健二，ITmedia]

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