FOMAはつながるか?──追加レポート

先週のランキングを独占したのは,FOMAとKDDIの新サービス&新端末。次世代の携帯電話の様子をお伝えする。

【国内記事】 2001年10月4日更新

Weekly Mobile Top10 9月27日〜10月3日
1位 携帯Webユーザーに人気の携帯電話は?
2位 NTTドコモの第3世代携帯電話サービスFOMA,本日より開始──端末は売り切れ続出
3位 KDDI,次世代サービス端末を一斉展示──CEATEC
4位 売れるケータイの条件──折りたたみに,TFT,背面液晶は必須?
5位 特集:FOMAの素朴な疑問──Q&A26選【FOMA基礎知識】
6位 特集:FOMAの素朴な疑問──Q&A26選【FOMA機能編】
7位 KDDIのJavaは何が変わるのか?──進化するezplus
8位 3プロバイダ追加:AirH"のプロバイダはどこが得?
9位 ドコモブース,FOMA一色――Bluetooth対応端末も参考出展
10位 特集:FOMAの素朴な疑問──Q&A26選【FOMA購入編】

 ドコモのFOMAか,KDDIのCDMA2000か。先週のアクセスランキングは,10月1日からサービス開始されたFOMAと,KDDIが12月から開始する新サービス&新端末の話題が埋め尽くした。

FOMAはつながるか?──追加レポート

 話題のFOMAは,現在のところ首都圏限定のサービスということもあって,各地から質問のメールが寄せられた。

 「私の職場の席は厚い壁に囲まれており,1.5GHzのシティフォンではまったく通話ができない状態です。一般に周波数が高くなると障害物の通過が困難になってくるといわれ,2GHzのFOMAで果たして席での通話が可能かどうか非常に疑問です」(大阪の方より)

 確かにビルなどの屋内で通話できるかどうかは興味があるところ。実際のところ,都内の大きなビルの中でも案外通話はできる。800MHzのPDCが利用できないエレベーターの中で通話できるところさえあり,“2GHzだから屋内が辛い”とは一概に言えないような印象は受けた。基地局の数も異なり,送信出力も違う。複数波を使えるCDMA方式だということも,考えると単純に比較はできない。

 最近の電波状況をいくつかご報告すると,CEATEC JAPANが開催されている幕張メッセでは,メインの会場では受信状況は良好だった。しかし北側の別館ではアウト。

 編集部がある赤坂のビルでは,10月1日の段階ではほぼ通話可能だったが,最近では「圏外」〜「3本」が行ったり来たりの状況だ。着信に関しても,できる時とできない時が半々くらい。

 この場所は“果たして電波が入るのか入らないのか”。それが非常に分かりにくいのがFOMAの現状。

 またiモードに関しては,“接続できない,iメールも送れない”という事態が3日の日中から深夜にかけて起こった。編集部のFOMAの問題かと思ったら,CEATEC会場にあるFOMA端末でも同様だったので,サーバにトラブルがあったのかもしれない。

 ともあれ,FOMAの電波状況は確実に改善されていく予定で,エリアの拡大も急ピッチで進められている。ドコモのFOMAのページには,今後のエリア展開が,詳細なマップで紹介されている。

 今年の12月には名古屋,大阪でサービスが開始されるほか,首都圏でも関越自動車道以東の埼玉県全域,千葉北部の多くがサービスエリアに追加されるようだ(ドコモの拡大予定エリア参照)。

 今後も定期的に,都心部以外でのFOMAのアクセス状況をレポートしていく予定だ。

[斎藤健二,ITmedia]

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