米国初のCDMA2000 1x対応PCカード型モデム登場？

【国内記事】

2001年10月19日更新

　米Novatel Wirelessは10月17日，同社のCDMA2000 1xベースのワイヤレスPCカード型モデム「Merlin C201」が連邦通信委員会（FCC）から正式に販売許可を取得したと発表した。同社によれば，米国でこのようなモデムが販売許可を得るのは初めてのことだという。

　「Merlin C201」はアンテナ内蔵のTypeIIのPCカード型モデム。CDMA2000 1x利用可能地域では153.6Kbps，IS-95A（cdmaOne）の利用可能地域では14.4Kbpsの転送速度（いずれも最高速度）でメールの送受信，企業データ，インターネットへの接続が行える。

　数々の移動通信方式が乱立する米国は，第3世代（3G）への移行が日本や欧州に比べて遅れているといわれている。「Merlin C201」のようなモデムが登場したとはいえ，この技術を生かせるのはあくまで「CDMA2000 1x利用可能地域」での話であり，米国の移動通信の3G化が進んだといえるかどうかは未知数だ。

[ITmedia]

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