携帯向けカラー液晶は前年比2倍に──早くも飽和感も

【国内記事】 2001年10月22日更新

 日経マーケット・アクセスは,2001年の携帯電話向けカラー液晶ディスプレイ・パネルの生産量調査結果を発表した。それによると対前年比92%増の4826万枚に達しているという。またパッシブ型のSTNが予想外に健闘した。第4四半期ではアクティブ型のほうが多いが,通年ではパッシブ型が2883万枚,TFTとTFDを合わせたアクティブ型が1943万枚となっている。

 ただし「カラー携帯電話市場は日本が9割以上を占めているため,早くも飽和状態だ」と日経マーケットアクセスはコメントしている。2001年の四半期ごとに見ても,対前年比6倍に達した第1四半期に比べて,その後の四半期ごとの生産量はほとんど横ばい。2002年は,欧州でカラー携帯電話の市場が立ち上がるかどうかがカギ。日経マーケットアクセスは対前年比43.3%増の6921万枚になると予想している。

[ITmedia]

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