北米でもCDMA2000 1xベースの携帯通信サービス始動――まずはデータ通信から

【国内記事】

2001年10月25日更新

　米Monet Mobile Networks（Monet）は10月24日，CDMA2000 1x（用語）RTTベースの携帯通信サービス（データ通信のみ）をサウスダコタ州Sioux Falls地区で開始したと発表した。同社によれば，CDMA2000ベースの携帯通信サービスは北米では初めてだという。

　Monetは今回のサービス開始にあたり，Novatel Wireless，GTRAN Wirelessと技術提携し，CDMA2000 1x対応のPCカードモデムを提供する（関連記事）。Sioux Falls地区の住人はMonetが展開する携帯通信サービスとPCカードモデムを利用することで，高速通信を利用できる。このネットワークは，来年には最高転送速度2.4Mbpsの2000 1xEV-DO（HDR，用語）ベースにアップデートされる予定だという。

　Monetの最高経営責任者（CEO）George Tronsrue III氏は「携帯通信キャリアの多くは理論的には可能な技術を誇大宣伝しているが，実際のところはスペースインベーダーやブリトニー・スピアーズなどの着メロを配信するが関の山だ。コンシューマーが望んでいるのは，職場や学校，家庭で既に利用しているインターネットの携帯版であり，新たなデバイスを必要としない技術だ。Monetの技術は最先端かつ実用的であり，顧客に強くアピールするだろう」と語っている。

　なお，Monetの展開する通信サービスの利用料は1カ月当たり49.95ドル。

[ITmedia]

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